2021-11-27
なぜ、キツネは狩られたのか?
先日、こんな童話を知りました。
ある日、ウサギとキツネが「猟犬に見つかった時、どうやったら逃げられるか」を話していました。
キツネは「僕は逃げる方法を色々と知っているよ。」と話します。
「木に逃げるのも良いし、穴に逃げ込むのも良い。その時に一番良い方法で逃げるよ」と自慢げに話しました。
それを聞いたウサギは「キツネさんは色んな方法を知ってるね。私は走ることしか思いつかない」と言います。
「だから、猟犬に見つかったら、とにかく走って逃げる。それだけ」と話しました。
そんな時、二匹の目の前に突然猟犬が現れます。
ウサギは猟犬を見た瞬間、全力で逃げていきました。
一方キツネは・・・
木の上に逃げようか、穴の中に逃げ込もうか、と考えているうちに、猟犬につかまってしまいました。
こんなお話です。
イソップ童話っぽいお話ですが、含蓄のある話だと思います。
キツネは豊富な知識をもっていましたが、それを活かせずに狩られてしまいました。
多くの知識を持っていることは、悪いことではありません。
知らないより知っている方が良いのは間違いありません。
しかし・・・
知っているだけで行動しなければ、意味がありません。
ウサギのように一つしか知らなくても、行動している人には負けてしまいます。
知識に経験が加わることで、物事を適切に判断、処理できる「知恵」になります。
知識や情報はお金と同じです。
持っているだけでは意味がなく、使って初めて価値が出るものです。
知識を得るだけでなく、実践して経験を積み、生きた知恵にするように心がけたいですね!
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