感謝を伝える仕組みの最大の欠点とは
■スタッフに感謝を伝えるのは良い、でも欠点が・・・
昨日は経営者や店舗のリーダーが
スタッフの良いところや頑張りを見つけて
感謝を伝える仕組みをお伝えしました。
スタッフに感謝を伝えるのは
社内の雰囲気を良くし、
スタッフに働き甲斐をあたえ
イキイキとした職場づくりに役立ちます。
ただし、1つ、大きな欠点があります。
こんにちは。
天心堂L&Cコンサルティングの梅崎です。
感謝を伝える仕組み
その最大の欠点は
「スタッフを始終見ているわけにはいかない」
ということ。
経営者や店舗のリーダー、マネージャーは
やらなければいけない仕事がたくさんありますよね。
いつもいつもスタッフの動きに目を配り
業務がスムーズに回るようにしなければいけません。
それに加えて、自分自身の仕事もある。
小さなお店ほど、少ない人手で店を回さなきゃいけません。
感謝を伝えようとしても、スタッフの細かな働きを
ずっと見ていられるわけじゃないんです。
当然、スタッフの頑張りを見逃すことだってある。
目立つ仕事をしているスタッフばかりが
感謝を伝えられるようになると
地道な仕事をしている縁の下の力持ちが
不満を持つことにもつながります。
ではどうしたら良いか・・・。
■スタッフ同士で感謝し合うピアボーナス
「ピアボーナス」という仕組みを聞いたことがありますか?
あのGoogleでも取り入れられている
スタッフ同士がお互いの成果を認め
ボーナスを贈り合う仕組みのことです。
私はこのピアボーナスのような
スタッフ同士がお互いを褒め合い
感謝し合う時間を毎週設けています。
具体的には週に1回のミーティングの時に
5分~10分ほど時間をとって、
スタッフの「他のスタッフの良いところ」や
「助かったこと」「見習いたいこと」を
発表してもらっています。
私たちはコレを“良いとこ探し”と呼んでいます。
良いとこ探しで感謝されたり
褒められたスタッフに
マネージャーが30円券を渡します。
また、積極的な発言をしてもらうために
真っ先に他スタッフの良いところを発言した人には
30円券をプレゼントしています。
良いとこ探しをやり始めて数年経ちますが
社内のコミュニケーションは活発になり、
「他の薬局では働きたくない」とまで
言ってくれるようになりました。
■スタッフ同士の人間関係が劇的に改善!
この良いとこ探しのメリットは3つあります。
1つは経営者やマネージャーの目の届かない
スタッフの隠れた頑張りを見逃さないこと。
常に一緒に働いているスタッフが
お互いに褒め合い、感謝し合うので
目立ちにくい「縁の下の力持ち」の働きを
見逃さなくなることです。
2つ目はスタッフ間の関係が改善すること。
感謝されてイヤな気持ちになる人はいません。
(テレちゃうスタッフはいますけどね)
同じ職場で働くスタッフに感謝されれば
誰だって嬉しいものです。
そして感謝を伝えてくれた相手に
好感を持つようになります。
好感を持つのは感謝される方だけではありません。
感謝する方も、感謝を伝えた相手に
好感を持つようになるんです。
なぜなら相手の良いところを認識するから。
「〇〇さんは細かいところによく気が付くな」とか
「困っていた時に●●さんに助けられた」
「◎◎さんは仕事が早くて助かる」なんて
口に出して言うんです。
人は誰でも、自分を助けてくれる相手が好きです。
自分で感謝を伝えた相手ならなおさら。
感謝した方もされた方も、
お互いに好感を持つんです。
人間関係は良くなります。
店がスタッフにとって居心地の良い場所になるんです。
3つ目のメリットは
スタッフ同士が学び合うことです。
良いとこ探しを続ければ
他スタッフの働きに目を配るようになります。
お互いがどんな仕事をしているのか。
仕事の中でどんな工夫をしていたり
どんな頑張り方をしているのか
発見することが出来ます。
そうすれば、「あのやり方は良いな。教えてもらおう」とか
「あんな感じで接客すれば良いのか。」という風に
他スタッフの良いところを学ぶことが出来ます。
良いとこ探しをし続けることで
光が当たりにくい隠れた頑張りを見逃さず、
スタッフの良好な人間関係をつくり
成長するキッカケも提供できます。
しかも大した労力もコストもかけずに。
お店や会社を、スタッフにとって
居心地が良く、働きがいのある場所にしたいなら
良いとこ探しはおすすめの方法ですよ!
■繁盛店になるためのまとめ
1.経営者やマネージャーが感謝するにも限界がある
2.スタッフにお互いの良いところを見つけてもらおう
3.良いとこ探しで人間関係を改善し、学びも提供できる!
あなたのお店が繁盛店になることを願っています。
いつでもご相談下さいね!
応援していますよ!
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