この店で働きたい!と思える雰囲気を作るちょっとした工夫
■リーダーの仕事の一つは雰囲気作り
武田信玄、ご存知の方も多いと思います。
あの信長も恐れた戦国時代の最強大名の一人。
信玄が行っていた部下の心の掴み方とは。
こんにちは。
天心堂L&Cコンサルティングの梅崎です。
ダルそうにイヤイヤ仕事してるスタッフ。
イキイキ楽しそうに喜んで仕事してくれるスタッフ。
どっちが良いですか?なんて野暮な質問ですね。
もちろんイキイキしてる方が良いに決まってます。
スタッフがイキイキ働くために必要なこと。
色んな要素がありますね。
給料はもちろん大事。
過度な負担や危険のない仕事も大事。
でもそれ以上に大事なのは
「雰囲気」
です。
店や会社の雰囲気。
スタッフが楽しく働けるかどうか。
あなたの店がスタッフにとって
居心地の良い居場所であるかは
店の雰囲気で決まります。
雰囲気の悪い職場で
イキイキ働けるスタッフはいません。
だからスタッフのやる気が出ない。
やめていっちゃう。
じゃ、どうすれば良いの?
店内の雰囲気を良くする方法は?
それは、感謝です。
■武田信玄が実践していた感謝の伝え方
感謝ってすごく大事です。
自分が必要とされている、
自分の仕事が認められている
報われているって実感できるから。
どんなに売り上げが上がろうと
どんなに良い数字を出そうと、
感謝してくれない相手のために
頑張ろうなんて思えません。
あなただってそうじゃないですか?
一生懸命家事をしてるのに
「ありがとう」の一言も言ってくれない旦那さん。
脱ぎ散らかした服を片付けてるのは誰?
ゆっくり風呂に入れるのは私が掃除してるからでしょ!
ゴミ捨てくらいで家事してる気にならないで!
誰がゴミ箱にゴミ袋をセッティングして
ゴミの日になったら家じゅうのゴミを集めてると思ってるの!
なんて思った事無いです?
細々とした「名前のつかない家事」ってたくさんあります。
それを日々頑張ってこなしているのに
感謝の一言もない。
ちょっとウンザリしますよね。
それと同じことがお店で起きていたら?
スタッフが頑張っているのに気づいていない。
気付いていても感謝を伝えていない。
それだとスタッフはやる気でないですよね。
経営者やリーダーが口にした感謝の言葉の数。
それが店の雰囲気を決めます。
頑張って働こうと思える店か
イヤイヤ働くだけの店か。
だから感謝するポイントを見つけなくちゃいけません。
そのお手本が武田信玄。
武田信玄の治めていた甲斐の国は
金がたくさんとれることで有名でした。
信玄は小さな金「小粒金」を入れた袋を
いつでも携帯していました。
で、部下がなにか良いことをしていたら
その場ですぐに金を与え、感謝を伝えていたんです。
このやり方には3つのメリットがあります。
1つは感謝のし忘れを防げること。
いつでも感謝を伝える準備をしておけば
「これは良い!」と思った瞬間を逃さず
感謝を伝えることが出来ます。
2つめは具体的なメリットを提供できること。
言葉だけでなく、プレゼントが貰えることで
「本当に感謝してくれているんだな」と
部下に伝わります。
3つめは感謝ポイントを探す意識が芽生えること。
小粒金を持ち歩くことで
「何か部下の良いところを見つけよう」と
アンテナを立てることが出来ます。
すると先ほどの「名前のつかない家事」のように
目立たないけど大事な仕事や
当たり前に思ってしまっている仕事に対しても
感謝の言葉を伝える意識が出て来ます。
悪いところや改善点を探し回るのではなく
良いところや感謝できるところを探すようになる。
組織の雰囲気はダンゼン良くなります。
この武田信玄の小粒金にヒントを得て
私が実践している小ネタは
「感謝を伝える30円券」です。
■感謝する仕組みを作ろう
感謝できるポイントを探し、
すかさずその場で感謝を伝え
プレゼントを渡す。
そうすればスタッフは喜んでくれます。
日常の小さなことでも感謝できるように
私は金額の小さなチケットを用意しています。
エクセルで作った「30円券」。
店の商品を買う時に、金券として使えます。
見た目はめっちゃショボいです(笑)
大きな金額ではないので
気軽にドンドン配ることが出来ます。
小さなことでも「良いな!」と思った事には
ドンドン感謝を伝えられるんです。
感謝ポイントを探すのに慣れていない頃は
「この30円券の束を1週間で配りきる!」と決めて
感謝ポイントを探し回ったりしました。
スタッフの良いところ、頑張っているところは無いかって。
するとどんどん見つかるんですよ。
今まで見えていなかったスタッフの努力が。
当たり前だと思ってスルーしていたことが。
見つけたら30円券を渡す。
感謝の言葉を伝える。
スタッフが笑顔になる。
それを繰り返すうちに、
ウチのスタッフはスゴイ!
スタッフたちがウチの宝だ!と思うようになりました。
この意識の変化も、店の雰囲気を変えた要因かもしれません。
金額は30円と小さいけど
スタッフは喜んでくれますよ。
「30円券を100枚集めて、あの商品を買うんだ!」
なんてよく話しています。
10数年勤めているスタッフは
「以前とは比べ物にならないくらい
店の雰囲気が良くなりましたね」
と言ってくれています。
経営者は意外と感謝することが苦手です。
出来ているようで出来ていない
見ているようで見ていないことも多いもの。
30円券を持ってウロウロしては
感謝をして券を渡す。
言葉にするとバカバカしいですが
効果はてきめんです。
スタッフの頑張りを見逃さず
すかさずその場で感謝する仕組みを作ると
スタッフはもっともっと頑張ってくれます。
ぜひ試してみてくださいね!
■繁盛店になるためのまとめ
1.働きやすさは雰囲気で決まる
2.経営者の感謝の言葉が雰囲気を決める
3.感謝を伝える仕組みを作る
あなたのお店が繁盛店になることを願っています。
いつでもご相談下さいね!
応援していますよ!
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