繁盛の基礎は信頼
私は地元柳川で創業セミナーの
講師をしています。
セミナーの人気コーナーに
先輩起業家を呼んで
話をしてもらうコーナーがあります。
そこで感心するお話を聞けました。
こんにちは。
天心堂L&Cコンサルティングの梅崎です。
■お客さんのいうことを聞きすぎて失敗
その方はお弁当屋さん。
といってもタダのお弁当ではありません。
生活習慣病の方に向けて
塩分やカロリー制限をした
お弁当を宅配で提供しています。
品数も多いし、味も良いんです。
減塩なのにこんな味が出せるんだ!
と驚くような品質です。
社長のTさんの経営手腕は素晴らしく
創業数年で事業をどんどん拡大しています。
Tさんとは創業時からのお付き合いなんですが
創業直後は大変苦労しておられました。
中でも印象的だったのが
「お客さんの言うことを聞きすぎて
失敗してしまった」という話。
Tさんが提供しているのは
高血圧や糖尿病の方のための
治療に役立つ食事です。
普通の味付けを好む人なら
美味しく食べられる味です。
が、お客さんの中には
濃い味付けを好む人も少なくありません。
お弁当を届けると、
「味が薄い!」とクレームが来る。
創業直後でお客さんが少ない時期。
一人のお客さんも手放したくない、と
クレームに合わせて味付けを濃くしたそうです。
それでお客さんが満足したかというと
実際はその逆。
他の多くのお客さんから
「高血圧の人でも食べられるから
お弁当を買っていたのに、
こんな濃い味付けになら買えない」
と言われてしまったそうです。
雷に撃たれたような
ショックを受けたTさんは
急いでお弁当の味を戻したそうです。
■変えて良いものと変えられないもの
商売はお客さんとの約束です。
「うちの商品を買えば
こんなに良いことがありますよ」と
お客さんに約束して商品を渡す。
お客さんはその代りに
商品に見合ったお金を払う。
先ほどのTさんは
創業直後で苦しかったばかりに
お客さんとの約束を守れず、
逆にお客さんを失うことになりました。
その後、再度自分の店の価値を見直し
お客さんが本当に価値を感じてくれる
商品を提供するように改めました。
その結果、お店はどんどん成長しています。
世の中のあらゆる企業は
「変化対応業」です。
移り変わる世の中に対応して
自ら変わらなければ生き残れません。
ただし、変えるべきところと
変えてはいけない所があります。
変えるべきところは
集客や販促、製造方法、
人事や評価制度などの「仕組み」です。
簡単に変えてはいけないものは
「想い」や「理念」です。
あなたのお店も、商品も
あなたの想いを具体化したモノです。
想いや理念がブレてしまうと
商品の価値が変わってしまいます。
高血圧の人でも安心して食べられる、
という約束を反故にして、
誰が食べても美味しい、という
別の価値を提供してしまう。
それではお客さんは
お店を信頼してくれなくなります。
■自分軸を確認する6つの質問
地元ビジネスはあなたとお客さんの
信頼関係で成り立っています。
信じて頼ってくれる人が居るから
あなたのお店が繁盛する。
でも、経営が苦しかったり
お客さんが少なかったりすると
魔がさすことがあります。
あなたの提供する価値が
変わってしまったら、
お客さんは約束を破られた、
と感じてしまいます。
そんなことにならないよう
時々自分の軸を確認してください。
自分軸を確認するのは
次の6つの質問です。
「あなたのしたいこと」
「したくないこと」
「出来ること」
「出来ないこと」
「すべきこと」
「すべきでないこと」
この6つの質問の答えを書き出して
あなた自身の価値観を確認しましょう。
あなたが本当に大切にしていること。
あなたが事業を通して実現したいこと。
それがあなたの想い、理念です。
お客さんはその想いを信じ、
想いの詰まった商品を頼って
お店に来てくれるんです。
軸がブレるようなことをして
お客さんの信頼を
損なわないようにして下さいね。
■繁盛店になるためのまとめ
1.想いがブレたら信頼を損なう
2.お客さんの信頼がビジネスの基礎
3.6つの質問で自分軸を確認
あなたのお店が繁盛店になることを願っています。
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応援していますよ!
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