理念は経営者を縛る「縄」
昨日は、経営理念は
経営者やスタッフ、そしてお客さんに
明るい未来を見せてくれる、
というお話をしました。
こんにちは。
天心堂L&Cコンサルティングの梅崎です。
今日は経営理念のもう一つの側面、
「理念は経営者を縛る」という部分を
お話したいと思います
私が、「理念って大事だ!」と実感したのは
2つの経験があったからです。
■経営者の粘りが違う!
ひとつはコレ。
理念がハッキリしている
経営者は強いってこと。
困難なことがあっても
腰砕けになったり
簡単に諦めたりしないんですよ。
面倒くさいことから逃げない、
理念をハッキリさせていないと
面倒なことはやらなかったり
小手先のスキルやテクニックばかり
追っかけるようになったり。
クライアントの経営者さんは
「理念を作ったからこそ、
しんどい時も頑張れた」
と言っています。
起業したてだったり
お客さんが少なくて食えない時は
売上、利益一直線でOK。
でもある程度食えるようになった、
スタッフを雇うようになったなら、
理念があると、強い経営が出来ます。
■道を誤って会社が買収
そして今日の本題。
理念は経営者を縛るって話。
7~8年前、とある地方に
製薬メーカーがありました。
その会社、どうやら社長さんが
利益最優先、儲けることだけ考える。
そんな方だったそうです。
ある時、製薬工場でミスが起こった。
薬の成分量を間違って作ったんです。
薬の成分が違うって
大変な事態ですよ。
体や健康に直接影響しますから。
しかしその社長さん、
常々利益優先という話を
していたらしく・・・。
製造ミスで大量廃棄となると
工場スタッフはどんな処分を
されるか分からない。
処分を恐れたスタッフが
ミスをごまかして出荷。
外部に流通したところで露見。
その後はジェットコースター。
9日の営業停止。
上場計画は白紙。
社長交代。
そして買収されました。
もしこの会社の経営者が
数字だけを追うのではなく、
社長が理念を大切にしていたら。
製造ミスの薬を出荷することはなく、
スタッフがごまかすこともなく、
社長交代や買収されることも
無かったと思います。
理念は経営者が判断ミスをしたり
道を踏み外しそうになる時に
経営者を縛る縄にもなってくれます。
現実に「お縄」になることが無いよう
理念が縛ってくれるんです。
私は時々この話を思い返します。
スタッフにも話しています。
コンサルタントは売上や利益を
追うのが仕事ですからね。
なおさら、自分を縛る縄が必要です。
■あなたの想いを書き出そう
経営理念なんて、
格好いい言葉でなくても
ありきたりの内容でも良いと思います。
大切なのは
いつも頭で思い返し、
忘れないようにすること。
何か判断を迫られたとき
「理念に照らして、正しいか」を
考える癖を付けること。
理念があっても飯は食えません。
でも理念がなくては
安定成長と経営維持は難しい。
皆に明るい未来をみせ、
道を踏み外さないように
縛ってくれます。
まずはあなたの想いを
紙に書き出してみて下さい。
あなたのしたいこと。
したくないこと。
出来ること。
できないこと。
すべきこと。
すべきでないこと。
書いた紙をじっくり眺めると
あなた自身が何を大事に考え
どんな価値観を持っているのか
気付きがあると思います。
その価値観や考え方をまとめたら
理念が出来上がります。
ぜひ、やってみて下さいね。
■繁盛店になるためのまとめ
1.理念は経営者を縛る
2.悪事は長続きしない
3.想いを書き出そう
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