スタッフからのアイディアを出にくくしていませんか?
スタッフや従業員にもっと積極的になって欲しい。
改善策やアイディアをどんどん出してほしい。
なのに、全然意見が出ない。
そんなこと、ありませんか?
なぜアイディアや改善策が出てこないのか。
その原因は意外なところにあるかも知れません。
思い当たるところありませんか?
1.発案者と実行者を分けていない。
改善策やアイディアを出すと、「良いね!じゃ、それやって!」と発案者をそのまま実行者にしていませんか?
発案者本人がその仕事をやりたがっているなら、それでもOKです。
でも、そうでない場合も多々ありますよね。
意見を促されたから言っただけ。
会社に良くなってほしいから提案しただけ。
なのに発案者=実行者となってしまうと、余計な仕事を抱えることになる。
負担が大きくなるのなら、アイディアを思いついても言わない、という事態になりがちです。
そんな事態にならないよう、発案者と実行者を切り分けましょう。
発案者は発案者。
実行者は別途検討するのが最善です。
2.否定から入る
普段の会話でも、否定ばかりする人は嫌がられますよね。
せっかく会社のためを思ってアイディアや改善策を提案しても、すぐに否定的な意見が飛んでくれば、委縮してしまいます。
そもそも、最初から「素晴らしい!」と思えるアイディアはそう多くありません。
しっかり検討してみると、なかなか良いアイディアだな!と思えることも少なくないのです。
アイディアを出してくれたことそのものが、喜ぶべきことなんです。
まずは提案してくれたこと自体への感謝を伝えましょう。
そして、疑問点やブラッシュアップすべき点を洗い出し、検討すれば良いのです。
3.情報提供が不足
経営者と従業員では、必ず情報の非対称性があります。
つまり、経営者は知っているけど従業員は知らない、という情報が多々あります。
物事を判断したり、アイディアや改善策を出すためには、そのもとになる情報が必要です。
なのに、多くの経営者は事業実態や経営計画を従業員に伝えていません。
会社の経営状態や事業実態を伝えていなければ、アイディアは出ないものです。
情報を包み隠さず伝えていますか?
これらは私自身が企業経営の中で実感したり、診断士協会理事や事務局を経験するなかで体験したこと。
発案しにくい素地が出来てしまうと、組織は停滞します。
思い当たることがあれば改善してみてください!
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