差別化のポイントが変わってきた
■良い商品。だけど売れない
良い商品を提供したい。
良いサービスを提供したい。
我々、まっとうな地元ビジネスの経営者なら
そう思いますよね。
こんにちは。
天心堂L&Cコンサルティングの梅崎です。
そりゃもう、正しいです。
良いものを提供しなくては
我々地元ビジネスは生き残っていけません。
悪い商品を売っていたら集客は難しいし、
無理にだまして売っていたら
地元で生きていられなくなります。
だからって、良いものを提供していれば
お客さんが来てくれるかっていうと
それもなかなか難しい。
昔はね、売れたらしいです。
私が生まれるずっと前、1950年代の日本。
高度成長期の真っ盛りで、
テレビ、洗濯機、冷蔵庫が三種の神器と言われ
皆の憧れだった時代。
こういう時代は、良い商品を売っていれば
お客さんが来てくれたそうです。
何故かって、皆モノを持ってなかったから。
だから欲しかった。
強烈にモノを欲しがってた。
でも今はそうじゃないですよね。
お客さんは皆モノを持ってる。
巷にもたくさんのモノが売られてる。
しかもどれもこれも、それなりに良いモノ。
つまり、良い商品を
売らなきゃいけないのは当然だけど
それだけじゃ選ばれなくなったってこと。
■コトも大事。でも不十分
モノで差がつかなくなった。
モノの良さで勝負するのは限界になった。
なら何で勝負するの?ってことになります。
で、言われているのがコト。
商品やサービスを使うことで、
お客さんにどんな良い変化が起きるか。
日産セレナのキャッチコピー覚えてます?
「モノより思い出」
まさにこれ。
セレナのボディーがどれだけ優れてるかとか、
空間がどれだけ広いかとか、
燃費がどれほど良いかなんてことではなく。
セレナを買うと家族で出かけて
とても楽しい思い出がたくさん増えるよ!
あなたも家族も笑顔が増えて、
幸せな気持ちになれるよってアピールしたわけです。
うまいですね~。
こういう、商品やサービスを使うことで得られる
良い体験、変化、気持ちこそ
今のお客さんが知りたいこと。
それを伝えることが大事な時代になったんです。
このコトを伝える大事さは今でも変わりません。
でもね・・・
大企業の方がうまいんだ、こういうの。
悔しいかな、よく出来た伝え方してる。
もちろん我々も伝え方は工夫しなくちゃいけません。
でも我々は他の仕事もたくさんあるわけです。
接客も仕入れも会計も給与計算もしなくちゃいけない。
コピーライターにはなかなか勝てない。
しかも、言葉にしちゃうと差がつかない。
どういうことかというと。
例えばサプリ。
「これを飲むと、歩くのが楽になって
階段の登り降りもシャキシャキ!
旅行だって今まで以上に楽しくなりますよ!」
なんて、どのサプリでも言ってるんです。
例えウチが販売しているサプリの方が
品質が良かろうが、安全性が高かろうが
言葉にすると同じになっちゃう。
口のうまいやつに勝てない。
じゃぁ、どうすればいいのよ、ってなりますね。
ハイ、では他の差別化を考えましょう。
■大手に無くて、あなたのお店にだけある差別化ポイント
大手にもライバルにもまねできない差別化ポイント。
それは・・・
あなた自身。
あなたはあなたのお店にしかいないですよね。
他のお店に行ってもあなたに会えるってことはあり得ない。
ここで勝負しましょう。
お客さんにもっとあなたのことを知ってもらって、
あなたのファンになってもらう。
あなたのことを「一番身近で頼りになる相談相手」だと
思ってもらうことに力を注ぎましょう。
すると、お客さんはあなたのお店に
通いたくなるんです。
だって今はどの商品もそれなりに良いもので、
どこも同じようなことを言ってるワケです。
お客さんは迷ってます。
誰から買えばいいのか。
誰から買えば損したり、間違ったりしないのか。
ニュースレターやブログ、イベントなどの
コミュニケーションを通して、
あなたのことをもっと知ってもらう。
それが何よりの差別化。
そんな時代になりました。
■まとめ
1.モノでは差がつかない
2.コトも大事、でも差がつかない
3.モノよりコトより「ヒト」
困ったことがあったら、
いつでもご相談下さいね!
応援していますよ!
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