マーケティングの全体像は顧客が決める
「マーケティングとは
顧客の創造である」
ドラッガー先生の
有名な言葉ですね。
こんにちは。
天心堂L&Cコンサルティングの梅崎です。
私たち経営者は日々、
売り上げを上げたいと願っていますよね。
その売り上げをもたらしてくれるのは
他でもない、顧客です。
もっと言えば、常連客です。
常連客が多い店は売り上げが安定しますし、
常連客を生み出す仕組みがある店は
ビジネスを成長させることが出来ます。
我々のビジネスを必要としてくれる
常連客はどんな人なのか。
その「顧客像」によって
ビジネスのすべてが決まります。
■顧客が変われば、売るものが変わる
私の家の近所に繁盛している
定食屋があります。
広告はほとんどしていないし
味はそれなりに美味しいですが、
正直、店はキタナイ部類です(笑)
サービスも決して良くありません。
そのお店が繁盛している理由は
顧客設定が非常に上手だったから。
そのお店に来るお客さんのほとんどは
肉体労働の人か、部活帰りの高校生。
彼らの通り道にある店なんです。
彼らにとって大事なのは
「すぐ食べられる」
「少々汚れた格好でも気兼ねなく入れる」
「量が多くて満腹になる」
ことなんです。
逆に若い女性は
ほとんどその店では見かけません。
きっと若い女性たちは
他のお店に行ってるんでしょう。
顧客が変われば、
求める商品やサービスは変わります。
商品が変われば、売り方も変わります。
■顧客が変われば、売り方も変わる
集客の仕方も、顧客によって
全く違いますよね。
新聞をとっていないような
若い世代をターゲットにするなら
チラシは有効じゃないかもしれません。
価格を重視する顧客を集めるなら
安売りをアピールする広告物を、
品質重視の顧客を集めるなら
価値を伝える広告物が必要です。
私が地元で定期的に
開催している勉強会は
必ず夜に行っています。
昼間は店の仕事が忙しくて
勉強会やセミナーに行けない方を
ターゲットにしているからです。
こんな風に、顧客の特性に併せて
売り方も変わってしまうんです。
売るものも売り方も
「お客さんはどんな人で
何を望んでいるか」で変わります。
まさにマーケティングの
全体像を決めてしまうんです。
■絞り込み過ぎには注意
じゃあ、顧客像は
どんな風に設定すれば良いのか。
それは長くなるので
次回以降にお話します。
顧客像を決めるときに
1点、注意が必要なことがあります。
それは絞り込み過ぎないこと。
よく「顧客は絞り込め!」って
言われますよね。
それはその通りなんです。
顧客を絞り込めば、
尖った特長を持つ、
他にはない店づくりが出来ます。
ただし!
商売が成立しないくらい
狭く絞り込み過ぎちゃアウトです。
しっかりした顧客像を考えて
絞り込むのは大切です。
一方で「ちゃんとビジネスが
成り立つくらいお客さんがいるか」
も考えてくださいね。
■繁盛店になるためのまとめ
1.顧客はビジネスの全体像を決める
2.顧客が変われば売るものが変わる
3.顧客が変われば売り方も変わる
あなたのお店が繁盛店になることを願っています。
いつでもご相談下さいね!
応援していますよ!
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