2021-06-29
あらゆる業界でジェネリックは作れる
薬局に行くと必ずと言っていいほどジェネリック医薬品を勧められます。
ジェネリック医薬品は新薬の特許が切れた後に製造販売される薬で、開発費がかからない分、安く提供されるお薬です。
最近では、薬以外でもジェネリックといわれるものが出ています。
例えばジェネリック家電もそうですね。
大手メーカーの製品と大幅な性能差がないのに、安く売られている家電がそう呼ばれているようです。
既存の製品や技術を分析し、類似製品や互換製品を作ることをリバースエンジニアリングといいます。
プリンタのインクなどは、互換製品がたくさん売られていますね。
ジェネリックインクといってもいいかもしれません。
他にも互換製品は色々あります。
アイコスの専用スティックの代わりになる互換品もあれば、ネスプレッソでもカプセルの互換品があります。
クイックルワイパーのシートも互換性のあるものが多々売られています。
リバースエンジニアリングは、本体価格を安く提供し消耗品で収益を上げる替え刃モデルを採用している企業にとっては、かなり警戒すべき方法です。
自社の収益源を、互換商品に奪われるわけですから。
逆に言えば、自社の強みを活かして、何かの互換商品を作ることができれば、有望な市場を切り開けるのかもしれません。
またリバースエンジニアリングは互換商品の開発以外にも使えます。
ライバルのビジネスモデルを徹底的に分析し部分を真似したり、他社製品を析して自社製品に活かすことは昔から行われてきました。
徹底した分析と学習によって、一足飛びに成長を目指すことも可能になります。
コメントを残す