2021-06-28
「所有したくない」というニーズを満たせ!
一昔前、消費者の欲求は「所有」することに重点が置かれていました。
テレビ・冷蔵庫・洗濯機が三種の神器といわれ、これらを「所有する」こと自体に喜びを感じていました。
その後、自家用車、クーラー、カラーテレビが「新三種の神器」といわれるようになり、所有が重視される時代が長く続きました。
しかし、現代は所有することそのものへの欲求が薄くなっているように思います。
断捨離ブームで不要なものを捨てる行為が定着し、ミニマリストのような不要なものを持たない生活に魅力を感じる方も増えました。
所有するのではなく、必要な時に利用できれば良い、と変化しています。
その流れの中でサブスクリプションやレンタルの需要は増しています。
例えば、昔はなかった新たなレンタルサービスが始まっています。
家電にバイク、自転車、キャンピングカー、消火器に足湯、無人島・・・
レンタルできるのは無機物ばかりではありません。
賛否両論はありますが、ペットのレンタル業も存在します。
また、人もレンタルされています。
デブカリという会社は、太った人をレンタルするサービスです。
彼氏や彼女のほか、オジサンをレンタルするビジネスもあります。
いずれも、
「所有したいわけじゃない」
「常に必要なわけではない」
「短期間だけ借りたい」
というニーズを満たしています。
自社の顧客は本当に何かを所有することを欲しているのか。
商品をレンタルすることができないか。
もし自分の商品やサービスをレンタルするなら、どのようなニーズを満たせるか、考えてみても良いですね。
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