経営計画なんて作ったって意味ない

私は仕事柄、事業者さんの経営計画作りのお手伝いをしています。
私自身の経営経験からも、経営計画とKPIの設定、それにPDCAこそビジネスを継続・成長させるために不可欠な要素だと思っています。
しかし、中には「経営計画なんて作ったって意味がない」と仰る方もいらっしゃいます。
その理由は、「計画通りにビジネスが進むことなんてない。」というものです。
確かに、計画を作ってもその通りに進むことはありません。
ほぼ確実にズレます。
だからこそ、経営計画を作るメリットがあると考えています。
経営計画はズレるからこそ、良いのです。
なぜズレるから良いのか。
その点を端的に示したものとして、「ロケット理論」というものをよく目にします。
「月に行く」という計画を現実のものに出来たのには、3つのポイントがあるというのです。
ひとつめは明確な目的があったとうこと。
目的が明確でなければ、そもそも動けないですからね。
2つ目は綿密な計画を立てたこと。
いつ、誰が何をすべきか、漏れや抜けがない計画を立てたこと。
3つめは、適切な軌道修正が出来たこと。
エンジンの開発であれ、ロケットの設計であれ、1回で計画通りのものが出来るわけではありません。
うまくいかない部分を突きつめ、修正して作り上げていくのです。
適切な軌道修正をするためには、ズレの幅や内容を把握できなければなりません。
計画があればどの程度ズレているか分かり易いですし、適切な軌道修正もしやすくなります。
だから計画書はズレても良いのです。
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