理念に救われた話2

(前回のあらすじ)
危機的な売上減少から復活するために、とにかく数字を追いかけ、売上アップに邁進していたある日。
スタッフが一斉退職してしまう。
そんな時、自社の理念を思い出して・・・
私が経営に参画していた薬局の理念は、「当社に関わる全ての方が元気で楽しい人生を過ごせるようお手伝いする」というもの。
なのに私は従業員が元気で楽しく働けるようにする努力を怠っていたのですね。
本来、「全ての方」のなかには従業員も入っていたはずです。
しかし売上アップにとらわれ、そのことを忘れていたのです。
従業員が出しているSOS=イザコザやミス、トラブルから目を背け続けた結果が一斉退職でした。
そこで私は今一度経営理念に立ち返って、従業員が元気で楽しく働けるように工夫をしました。
例えば当社はママが多いので、子供や家族のことで気軽に休めるようにし、有休もどんどん使ってもらうようにしました。
気軽に休むためにはお互いに代わりが務まることが必要なので、多能工化を進め、誰でも仕事が代われるようにしました。
また、働きやすさ人間関係が決め手なので、社内のコミュニケーション量増加に取り組みました。
加えて、忙しさにかまけてスタッフの努力を見落とさないように工夫しました。
少額の商品券を作り、スタッフの良い所を見つけては感謝を伝え商品券を渡す取り組みを始めました。
1日10枚渡すのをノルマにして。
他にも、色々と理念に基づいて取り組みを進めていきました。
その結果、5年間、私の所管する店では退職者はゼロ。
理念は経営者を救うこと多々あります。
ぜひ理念を明文化し、活用してくださいね!
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