バックキャストとフォアキャスト メリットデメリット

事業計画を考える時、欠かせない考え方であるバックキャストとフォアキャスト。
「どちらがより良い」というものではなく、両方必要です。
なぜなら、双方にメリットとデメリットがあるから。
【バックキャストのメリット】
理想の将来から解決策を考えるバックキャストは、現実の延長線ではないため、あらゆる方法が選択肢となり、飛躍的なアイディアも生まれやすくなります。
長期的に取り組む課題向きですね。
【バックキャストのデメリット】
デメリットは、解決方法が具体的になりにくいため、実現が困難なものが出てくること。
飛躍的なアイディアが生まれたとしても、実現できず負担だけが生じる事態にもなりかねません。
料理で例えると、バックキャストは作る料理を決めてから、技術を身に着けたり材料を揃えるやり方。
一方、フォアキャストは冷蔵庫の中身を見て、今できる一番良い料理を考えるやり方です。
【フォアキャストのメリット】
現在を起点に理想の将来を実現する方法を考えるやり方。
過去の経験や実績、情報をもとに考えるので、取り組みやすい方法です。また、今の強みをもとに取り組むので短期の課題解決に向きます。
【バックキャストのデメリット】
デメリットは現状の延長線上に未来しか実現できないことです。
現状の延長線上では到達できない未来は実現しにくいですし、突飛なアイディアも生まれません。
急激な変化にも弱くなります。
このように、バックキャストと
フォアキャストは双方にメリットデメリットがあります。
バックキャストで理想の将来像と方向性を決め、フォアキャストで現実をコントロールし、理想と現実のギャップを着実に埋めることが大切です。
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