2021-03-18
バックキャストとフォアキャスト
経営とは、日々の事業活動を通して、理想の将来像を実現する営みです。
理想の将来像を実現するための道筋のつけ方は、大きく分けて2つあります。
一つがバックキャスト。
望ましい将来像、未来のあるべき姿から、解決策を考えるやり方です。
もう一つがフォアキャスト。
現状を改善したり、課題を解決して理想の将来までの道筋をつける考え方です。
事業の将来像や事業計画について考える時、このバックキャストとフォアキャストの両方の考え方を取り入れる必要があります。
経営は理想の将来像を実現するための営みですから、そもそも理想の将来像、例えば「10年後どうなっていたいか」「3年後どうなっていたいか」が明確でなければ、何をどう取り組めば良いか分かりません。
かといって、理想の将来像を掲げるだけでは意味がありません。
また、理想の将来像から解決策や実施策を正確に逆算するのも困難です。
大切なのはバックキャストで理想像を明確にし、方向性を決める。
そのうえで、日々の取り組みや改善には、フォアキャストの考え方で臨むこと。バックキャスト・フォアキャスト双方を活用することが大切です。
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