2021-09-24
なぜ理念が必要なのか
最近、仕事の移動中に「サピエンス全史」という本を音声読み上げで聞いています。
その中に、面白い話ありました。
ザックリ言うと、人間が発展したのは現実に存在しないもの=虚構を作りだす力による、というもの。
木や動物、鉱物などは現実に存在するモノです。
一方、宗教や国家、制度などはモノとして存在していません。
存在しないモノを生み出し共有することで、人間は集団としてまとまって協力する力を持ったというのです。
分かりやすい例があります。
チンパンジーを数千匹集めて同じ行動をとらせることは出来ませんが、人間なら数千、数万という数が集まって、同じ行動をとることができるのです。
これは人間だけの特徴です。
宗教であれ国家であれ人々が同じコトを信じ、同じ価値観を持つことができれば、人は協力し合い、大きな事業を成し遂げることができます。
人々に同じ価値観を持たせることができれば、大きな力を発揮できるのです。
経営理念にも、そんな力があります。
経営者と従業員が同じ価値観を持ち、同じ方向を向いて仕事をすれば、大きな仕事ができます。
逆にバラバラな方向を向いていたら、小さな仕事しか出来ないでしょう。
自分のビジネスが社会にどんな貢献ができるか。
自分のビジネスが目指す、理想の将来像はどんなものか。
お客さんにどんな風に幸せになって欲しいのか。
従業員にどんな風に幸せになって欲しいのか。
このようなことを自分なりの言葉でまとめたものが経営理念です。
あなたなりの想いを言葉にし、発信してみましょう。
従業員に伝え、お客様や取引先に伝えましょう。
きっと大きな力を得られるようになります。
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