2021-10-31
やる気はどこから来るのか
何か大きな仕事に取り掛からなければならないけど、どうしても取り掛かれない、なんてことありませんか?
作家の野坂昭如さんが、子供に「執筆時にどんなことをしているのですか?」と聞かれ、こう答えたそうです。
「昼からやろう、明日やろう、今度の水曜日からやろうとどんどん先延ばしになる。
結局締め切り間際まで出来なくて、せめてタイトルだけでも良いものをと思って、タイトルを頑張って考える」
真偽は分かりませんが、大きな仕事に取り掛からなければならないときの、億劫な気持ちはよく分かります。
私も大掛かりな仕事に取組まなければならないのに、どうにもやる気が出ないことがしばしばあります。
さて、そんな「やる気」ですが、いったいどうやったら生まれてくるのか。
実は、何かに取り掛かるための「やる気」なるものは存在しないようです。
むしろ、やる気が出てくるのは「取り掛かった後」なのです。
億劫な仕事でも、一度取り掛かり始めると、夢中になって取り組んでしまうことがありますよね。
この、取り掛かった後に出てくるやる気のことを「作業興奮」と言います。
この作業興奮がやる気の正体です。
つまり、やる気というのは行動を起こす前から存在するのではなく、行動を始めた後に湧いてくるものなのです。
大きな仕事に取り掛かる際は、簡単に済ませられタスクから取り掛かり、作業興奮を生みだすのが良さそうです。
仕事前のルーティンを決めておくのも良さそうですね。
一日のタスクを書き出すとか、予定を確認するとか。
私はひげを剃り、サプリを飲むのがルーティンです(笑)
小さな仕事でやる気を生みだせると、仕事が捗ります!
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