2021-04-18
経営が苦しいとき絶対やってはいけないこと
ビジネスをしていると「潰れるかもしれない・・・」と思うようなピンチに見舞われることはたびたびあります。
特に今はコロナ禍のせいで、ピンチに陥る方が増え、ご相談も多々いただきます。
私自身、薬局経営時代に3回、コンサルタントになってからも1回、「もうダメかもしれない・・・」と思うような事態に直面したことがあります。
あの時の苦しさは、今でも忘れられません。
そんなピンチの時、絶対にやってはいけないことがあります。
それは、「安易に新規事業に手を出すこと」です。
これをやると、ますます経営が苦しくなることが多いからです。
そもそも、新規事業は成功確率が低いのです。
新しい事業を立ち上げ、成功する確率は10%前後。
1勝9敗なのです。
新規創業の10年生存率の低さを見ても、新規事業を軌道に乗せる難しさは想像できます。
しかも苦しい既存事業を続けながら、新規事業をやる場合、経営資源も分散し、投下できる時間も限られるため、ますます成功確率は下がります。
他にも、リスク要因があります。
それは人の問題です。
安易な新規事業は、えてして「自分はその事業に必要なノウハウがないから、誰かを雇う」となりがちです。
でも、この方法はノウハウを持つ人の発言権が大きくなりすぎ、まともに経営できなくなる場合が多いのです。
苦しい時こそ、冷静に自社を取り巻く環境や内部の資源を分析し、強みを活かしてチャンスをものにする、王道の経営手法をとるべきです。
誰かに「儲かるよ」とささやかれたからと言って、安易な決断は避けるべきです。
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