2024-09-20
小規模薬局の経営者が今すぐ見直すべき!資金繰り改善で薬局経営を安定させる
小規模薬局の経営者の方へ!資金繰りを改善して、薬局を安定させましょう。
「うちの薬局は黒字なのに、なぜ資金が足りないんだろう?」
こんな風に悩んでいる薬局経営者の方は、決して少なくありません。
最近は特に、資金繰りが苦しくなったり、経営が難しくなったと感じている小規模薬局経営者の方が増えています。
小規模薬局では、大企業のように潤沢な資金があるわけでもありませんし、多額の資金を調達できるわけではありません。
そのため、日々の資金繰り管理が経営の成否を大きく左右します。
なぜ小規模薬局の資金繰りは大切なのか?
小規模薬局の資金繰りが悪化する原因は様々です。
- 報酬改定・薬価改定の影響:調剤報酬や薬価改定の影響で、加算が取りにくくなったり薬価差益が取りにくくなることで、収益が悪化する可能性があります。
- 競合薬局の出現: 新規の薬局が出店し、顧客が奪われる可能性があります。調剤併設ドラッグに処方箋が流れたり、オンラインに流れたりする可能性がありますね。ちなみに私は、門前病院のすぐそばにライバル薬局が出現したことがあります。しかも3回も!
- 人材不足による人件費の上昇: 薬剤師や事務スタッフの不足により、人件費が上昇する可能性があります。最低賃金の増加は既定路線なので、人件費の増加は確実に収益を圧迫します。
これらの要因が重なることで、資金繰りが悪化し、最悪の場合、事業の継続が困難になることもあります。
小規模薬局の資金繰り悪化事例
直接の支援先ではないのですが、以下のようなケースを耳にしたことがあります。
とある薬局は、店舗数増加のためにM&Aに積極的に取り組んでいました。
しかし薬局の購入のために多額の資金を投じた結果、現金が足りなくなり、支払が滞ることになりました。
また、別の薬局では、新たに出店した薬局で高額な薬を取り扱うことになったそうです。
高額な薬を在庫しなければならなくなって資金が不足。支払いが滞り、経営が続けられなくなりました。
小規模薬局の資金繰り改善策
では、小規模薬局が資金繰り改善するために、どのような対策を取ればいいのでしょうか。
- 資金繰り表の作成: 毎月の入金と支出を詳細に記録し、将来の資金の流れを予測しましょう。資金管理は安定経営の要。今まで調剤薬局は資金管理を厳格に行わなくても経営しやすかったのですが、今後は十分気を配る必要があります。
- 在庫管理の徹底: 在庫は基本的に一定が理想。過剰な在庫を抱えないようにしましょう。在庫金額がいくらあるのか、しっかり把握しましょう!
- 経費削減: 人件費や光熱費など、見直せる経費を削減し、固定費を抑えましょう。
資金繰り改善のポイント
- 定期的な見直し: 資金は会社の生命線。資金繰り表は毎月見直すことが大切です。
- 小さなことから始める: 全てを一気に変えようとするのではなく、まずは小さなことから始めてみましょう。
- 専門家への相談: 資金繰りについて不安な場合は、早めに専門家に相談しましょう。未病の段階で予防に取り組むことが大切なように、経営も厳しくなりすぎる前に相談するほうが効果的です。
まとめ
小規模薬局の経営において、資金繰り管理は非常に重要です。
日頃から資金の動きには関心を持ちましょう。
会社の資金の状態や近い将来の資金の動きを把握し、安定した経営を実現しましょう。
あなたの薬局では、どのような資金繰りに関する悩みがありますか?
ぜひコメント欄で教えてください。
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