現場を好きすぎると会社が傾く
寒い日が続いていますね。
あなたの周りでは、
インフルエンザが流行っていませんか?
こんにちは。
天心堂L&Cコンサルティングの梅崎です。
先日、ひっさしぶりに家業の薬屋の
現場に入って仕事をしてきました。
薬屋という仕事柄、お店には
風邪やインフルエンザの方が
たくさん出入りします。
スタッフの健康管理には
充分注意していますが、
今年は1名、インフルエンザに
感染してしまいました。
その穴埋めをしてきたんですが・・・。
■現場の仕事は楽しい、でも・・・
久しぶりの現場仕事。
長いこと現場を離れていますが、
そこは昔取った杵柄。
それなりに戦力になりました。
現場って良いですね~。
直接お客さんと話が出来るし、
イキイキ働くスタッフや
サービスに喜んでくれるお客さんを
間近で見ることが出来るんですから。
特に今はインフルエンザなどで
患者さんが多い季節。
バタバタと忙しく働いていると
「俺、頑張ったな~!」って
実感することが出来ます。
でも、この快感って
経営者にとっては麻薬だと思います。
現場が楽しすぎるんです。
働く充実感が半端じゃないんです。
だから、危ない。
■技術者になるか、社長になるか
日本有数の大企業、ホンダを作った
本田宗一郎氏は、副社長の藤沢氏に
こう言われたそうです。
「社長としてホンダに残るか、
技術者としてホンダに残るか、
どちらかを選ぶ時ではないですか?」
と。
当時、本田宗一郎氏は
経営の全権を藤沢氏に渡し、
自分自身は技術者に徹していました。
その類まれな先見性と技術力で
ホンダは大きく成長したのですが、
一方で若手の技術者の意見を認めず
亀裂が生じていたんです。
その様子を見かねた藤沢氏が
冒頭のひと言を放ったわけです。
現場のことは現場に任せる。
それが出来なければ、
企業が成長することは無いんです。
実際、若手技術者に現場を譲った後
ホンダはさらに成長を続けました。
自分の手でお客さんを幸せにしたい。
専門知識や技術をフル活用して
たくさんのお客さんを笑顔にしたい。
その気持ちはよ~く分かります。
でも、その気持ちに従って
社長が現場に居続けたら?
現場の戦力になっちゃったら?
新しい人材は育ちません。
いつまでも現場を離れられず、
経営者がすべき仕事に
力を注ぐことは出来ません。
そしていつまでも経営が楽にならず、
四苦八苦し続ける羽目になるんです。
■経営者がすべき仕事とは
経営者がすべき仕事には
3つの仕事があります。
一つは仕組みを作ること。
良い商品を見つけてくる。
仕入れの仕組みを作る。
集客の仕組みを作る。
販売の仕組みを作り、
リピート化する仕組みを作り、
優良顧客の育成や
紹介客を育成する仕組みを作る。
事業をまわし、成長させる
仕組みを作り上げるのが
社長の第一の仕事です。
次の仕事は人を育てること。
社長が作った仕組みを
滞りなく動かせる人材を育てる。
商品の見極めや製造技術を教え
接客や相談のスキルを磨かせ、
従業員が守るべきマニュアルを作る。
そして従業員があなたのお店を
「自分が輝ける大切な場所」だと
思えるように仕向けていくことです。
従業員の働きをよく観察し、
労をねぎらい、感謝を伝える。
仕組みが間違いなく動いているか
数字をしっかりチェックしておく。
流れの悪いところがあれば
従業員が改善できるように
促してあげることも大切です。
あなたが理想とする仕事を
従業員が出来るようにするんです。
それと共に、あなたは少しずつ
現場を離れなきゃいけません。
私も現場を任せ始めた時は
かなり戸惑いました。
思わず手伝ってしまったり、
なんやかんやと意見をしたり。
でも、それをしているうちは
従業員は成長しませんでした。
観察はするけど、手と口は出さない。
それが大切だったんですね。
3つめはリスクを取ること。
事業を成長させるにしても、
課題を解決するにしても、
経営には常にリスクを伴います。
出来るだけリスクを抑えつつ、
取るべきリスクはためらいなく取る。
それは経営者にだけしか出来ない
一番しんどい仕事です。
現場を楽しんでいるうちは
家業はいつまでも家業のまま。
個店はずっと個店のままです。
売れる仕組みが出来たら
あなたは現場を離れましょう。
遊んでいる(ように見える)くらいが、
会社は一番成長する。
自分、現場大好きかも!と思ったら、
現場の楽しみを人に譲ることを
考えてみてくださいね。
■繁盛店になるためのまとめ
1.現場の仕事は楽しすぎる!
2.社長の仕事は他にある
3.社長の仕事が出来るようにしよう
あなたのお店が繁盛店になることを願っています。
いつでもご相談下さいね!
応援していますよ!
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