ビジネスを殺す「正体なき敵」
■薬屋の事務室で考えた「ビジネスの敵」
私の実家は薬屋です。
薬屋の経営をサポートしていると
こんなことに気付きました。
こんにちは。
天心堂L&Cコンサルティングの梅崎です。
兄がやっている薬屋。
裏にある事務室で事務作業しながら
兄とお客さんの会話をよく聞いてます。
兄のところに来るお客さんって
大まかに2つのタイプがいます。
一つは元気でイキイキしていて
今の「良い状態」を維持したい方。
もう一つは不安で不安でたまらなくなって
でもどこに行っても不安が解消されなくて
兄のところに行きついたお客さん。
前者のお客さんは明るくて楽しそう。
後者のお客さんは、不安でツラそう。
どちらのお客さんも、持病があったり
不快な症状がある。
なのにこの差は何か。
それは「不安」。
将来のことが見えない、分からない。
このままでは自分がどうなるか分からない。
「分からない」ってのは
人を不安にさせます。
不安って、とても厄介な感情です。
不安に付きまとわれていると
冷静な判断が出来なくなることがあります。
不安が不安を呼んで
居ても立ってもいられなくなる。
ネガティブなことを考えて
破滅的な選択肢を選んでしまったり、
他人のアドバイスや救いの手を
払いのけてしまったり。
目の前にチャンスがあっても
悪いイメージが浮かんできて行動できなかったり。
ビジネスでも同じです。
不安はビジネスを殺す。
不安の原因は「未来」です。
これから自分がどうなるか分からない。
自分の未来を自分でコントロール出来ない。
不確実性が高いことに
人間は不安を覚えます。
だから計画を立てましょう。
経営計画を立てることで
未来に筋道をつけられます。
■ビジネスの計画を立てることで不安を消す
不安の原因は「分からない」ことです。
薬屋に相談に来る方もそう。
なんで病気になったのか分からない。
どうすれば良くなるのか分からない。
これから先がどうなるのか分からない。
相談し終わった後はどうなるか。
皆明るい笑顔で帰っていきます。
病気になった原因が分かった。
どんな対策を取ればいいか分かった。
薬を飲めばどう良くなるのか分かった。
だから明るくなる。
状況自体は何も変わってないんですよ?
相談しただけだから。
薬を飲んで体の調子を改善するのは
これから後の話。
なのに明るい笑顔になる。
いかに不安が心を毒していたか、
よく分かります。
さて、この話をビジネスに
置き換えてみるとどうなるか。
ビジネスが成長しない、悪化している
その原因が分からないから不安になる。
原因が分からないから対策が分からない。
未来が見えなくなる。
色んなマーケティングに手を出してバタバタ貧乏。
店閉めようか、なんてバカなこと考えてみたり。
人の好意を受け入れられなくなっていたり。
だったら現状把握をすれば良い。
今のビジネスの状態はどうか。
理想的な状態とどれくらいの
ギャップがあるか、確認する。
成長しない原因、
悪化する原因が分かった。
理想と現実のギャップが分かった。
次はそのギャップを埋めることを考える。
どんな方法なら課題を解決できそうか、
情報を集めたり相談したりして考える。
考えて、決める。
やることが決まったら
不安が消える。
冷静な判断が出来る。
現状を把握して
理想の状態を決めて
理想と現実のギャップを埋める方法を考える。
実行したらどんなに良い状態になるか想像する。
そうすれば
まっすぐ前に進めます。
■経営計画通りに行かないのは当たり前
「計画なんて立てても、その通りにならんじゃん」
ってよく言いますね。
うん、確かに。
私も計画はしょっちゅう見直します。
半期に一度は大きく修正したりします。
それで良いんです。
計画で一番大きな勘違いは
「計画通りにならなきゃいけない」
って思いこんでること。
なるわけない。
将来のことなんか決められない。
計画はポイントを見極めるために作るんです。
理想と現実のギャップを
素早く知って、手を打つためのもの。
不安に駆られてアレコレ手を出して
バタバタ貧乏にならないために作るもの。
不安にビジネスを殺させないためのもの。
もし、経営計画を立てていないなら
来年の計画を立ててみましょう。
きっとビジネスが
もっと楽しくなります。
■繁盛店になるためのまとめ
1.不安がビジネスを殺す
2.正体不明、分からないから不安になる
3.計画を立てれば不安は消える
困ったことがあったら、
いつでもご相談下さいね!
応援していますよ!
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