たった1年で25万個も売れたゴミ箱があることをご存知ですか？

それは無印良品のゴミ箱。
一見すると、普通のゴミ箱にしか見えない商品なのですが、ある秘密があります。

その秘密とは、「フタの開き方を選べる」ということ。
大抵のゴミ箱は最初からフタがついていて、開く方向を選べません。
ですから、置き場所と開き方が合わず、使えないこともあります。

その点、無印良品のこのゴミ箱は、本体2種類、フタは5種類用意してあり、組み合わせて使うことができます。
縦開き、横開きなど、フタの開き方を選べるので、場所を問わずにおくことができるのです。

この工夫のおかげで2020年には本体25万個、フタが26万個も売れたと言います。
自分好みにカスタマイズできる商品は、顧客の選択肢を増やし、使い勝手が良くなったり、個性を出しやすいので人気があります。

例えば車でも、車体の色やオプションを組み合わせることで自分好みの車に仕上げることができます。
メガネなどもレンズとフレームを自由に組み合わせて、自分好みのメガネを作ることができますよね。

組み合わせ販売のメリットは他にもあります。
一点ものを作るわけではなく、既存部品を組み合わせるので、ある程度の量産も可能です。
その分、規模の経済が働き、コストを抑えることができます。

あなたの商品も、顧客が自由に組み合わせてカスタマイズできるようにすることは出来ませんか？
顧客が自分好みの商品を選べるようになれば、ますます購買意欲をかき立てることができるかもしれません。

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