私は月に1回、福岡商工会議所の経営相談員の仕事をしています。
新規創業や経営計画策定のご相談も承っています。
商工会連合会の相談員も務めており、年間何件も経営計画作りをご支援しています。

経営計画策定には、いくつか重要なチェックポイントがあります。
主なチェックポイントは以下の4つです。
◆競争優位性
◆新規性
◆実現性
◆採算性

競争優位性とは、文字通り、ライバルとの競争に勝てるポイント、ということです。
どんなビジネスであれ、市場には競合が存在します。
同じ商品を売っている場合もあれば、代わりになる商品があることもあります。

たくさんのライバルや代替商品の中から、自社の商品を選んでもらわなければ、ビジネスは成立しません。
ですから、ライバルと比べて優れた点があるかどうかは、ビジネスの成否に直結するのですね。

言い換えれば、競争優位性は「選ばれる理由」「あなたから買わなければならない理由」と言い換えても良いですね。
競争優位性が明確でなければ、計画に沿った取り組みをしても成果は出せません。

この競争優位性の源泉になるのが「強み」です。
私のクライアントで、大繁盛している居酒屋があります。
そのお店の競争優位性は、他店では真似できない美味しい焼き鳥がリーズナブルに食べられることです。

店主がもつ食肉関係の人脈を活かし、高品質な焼き鳥をリーズナブルに提供できています。
この強みや競争優位性を活かし、年々事業を成長させています。
計画を作るときは、競争優位性や強みをしっかり検討しましょう。

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