2021-11-29
日本人は学ばなくなった?
日本のビジネスマンの学びの場が激減している。
そんなショッキングな調査が公開されました。
リクルートワークスが2021年7月5日に発表した資料によると、学習に関する数値が大幅に低下しています。
仕事を通じて学ぶOJTについて、コロナ以前の2019年には28.1ポイントありましたが、2020年には26.2ポイントに減少していました。
研修などのOff-JTは、14.1ポイントから9.8ポイントに激減しています。
さらに、企業から提供される学び以外の自己啓発についても、27ポイントから26.1ポイントに低下しています。
このような学びの減少の直接的な原因はコロナ禍だとされています。
コロナの影響で、研修等も提供しにくくなりましたし、業務の幅が狭くなり、様々な業務を経験しなくなったことも一因だとされています。
しかし、コロナのせいだけにはできないようです。
日本は諸外国に比べ人材育成に投資する費用が少ないことが知られています。
OJT以外の人材育成投資のGDP比を見ると、ドイツは1.84%、フランスは1.58%、アメリカは1.41%ですが、日本は僅か0.23%です。
日本においては教育は投資ではなく、コストと考える傾向が強いようです。
「人は宝」と言います。
ただ、原石は磨いてあげなければ宝石として輝くことはないように、人も磨き上げることが不可欠だと思います。
自社の将来を思い描き、必要な人材像はどんなスキルや能力を持つ人なのかを検討してみてはいかがでしょうか。
そのスキルを持ってもらえるよう、教育研修の機会を提供することで、人材を磨く必要があると思います。
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