想いを言葉にすると、経営が楽になる
■社長の「夢」は大事
地域密着経営の漢方薬店、
私の実家の経営立て直しにとりかかったのが
ちょうど今くらいの季節。
最初は何をやったんだっけ?
と思い出してみたら、
一番初めにやったのは「話し合い」でした。
兄は長男で社長。
昔から私には優しさを見せてくれたんだけど、
経営はやっぱりね、一国一城の主。
だから兄の想いと違うことをやろうとしても
うまくいかないと思ったんですよね。
兄が業界をどう考えているのかとか
これから先、店や会社をどうしようと思っているのかとか。
それから、兄が一番大事にしている想い
つまり「理念」をどう表現するか。
これを一番話し合いましたね~。
理念は大事、といわれることも非常に多い反面
理念なんかあったって稼げんだろ、という
声も多いですね。
ただ、現役経営トップの兄に言わせれば
「理念があるから経営が楽になった」
って言いますね。
■五里霧中で経営を前進させるのは難しい
理念ってただのお題目じゃないんですよね。
経営者が会社を経営する目的。ゴール。
会社の経営って、ある意味
経営者のエゴな部分はあります。
自分や会社の「なりたい姿」を目指して
突っ走っていくわけです。
行きつく先がよく分からないままだと
突っ走ることは出来ないんですよね。
頑張り続けることも出来ないんですよ。
ゴールに近づいているかどうか分からないまま
ただただ努力し続けるって難しい。
だから毎日、20時に店を閉めた後
兄と話し合いを繰り返しました。
兄の考えを話してもらって
私が質問をして。
疑問が残るようならまた作り直し。
やり取りを繰り返しながら
経営トップとしての想いを詰め込んだ
経営理念を作りました。
■スタッフも理念を口にする
実家のスタッフも、理念をよく口にしています。
週報にも、「理念に合うかどうか考えた結果」とか
「理念に近づくサービスを提供するために」なんて
言葉がよく登場します。
理念は朝礼で毎日唱和しています。
(唱和するのが良いかどうかは、賛否両論あるだろうけど)
スタッフを交えたミーティングや
スタッフとの面談の時にも
理念が良く登場します。
「そのアイディアは良さそうにみえるけど、
理念に合わないかもしれないね~」とかね。
そう考えると、理念って会社のコンセプトとか
会社がスタッフやお客さんに贈る
メッセージみたいな感じがしますね。
そういや、とある講演で演者の人が
「メッセージはプレゼント」
って言ってたなぁ。
理念もプレゼントかもしれない。
私たちはお店の仕事を通して
あなたにこんな幸せをプレゼントしますよ、みたいな。
理念は経営者や会社が目指すゴールであり
お客さんにプレゼントするメッセージ。
私はそんな理念、経営者の想いを大切にする
経営のパートナーでいたいと思っています。
あなたの想いはどんなもの?
困ったことがあったら、
いつでもご相談下さいね!
応援していますよ!
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