スタッフが思うように成長してくれない。
やって欲しい仕事を出来るようにならない。
そんなお悩みを抱えていませんか？ひょっとしたら、その原因はこれかもしれません。

先日、とあるTさんというコンサルタントさんとお話をしました。
Tさんはマーケティングの専門家で、コピーライターでもあります。
私もTさんにコピーライティングを教わったことがあります。

でも、私はTさんのように上手いコピーが書けません。
私が書いた文章と、Tさんが書いた文章を読み比べると、説得力が全然違うんです。
教えてもらったことを実践しているのですが、どうも上手くならないんですね。

Tさんと直接話してみて、その原因が分かりました。
Tさんは「読み手が共感すること」を苦も無く把握し、表現することができます。
ところが私は、読み手がどんな文章に共感するか、四苦八苦しながら書いているんです。

Tさんにとっては、ごく自然に出来ることなので、出来ない人に教えるのが難しいようなのです。
この「苦もなく出来ること」というのは、人を育てるうえでとても厄介なポイントです。

例えば、あなたは「顧客の立場になって考える」ことが苦も無く出来るとします。
当たり前に出来ることなので、その方法をわざわざ教えていないかもしれません。
しかし、それこそが価値の源だとしたら・・・

あなたが苦も無く出来ることでも、従業員にとっては実践するのが難しいということはあり得ることです。
自分が自然に出来てしまっていることを丁寧に教えていないことが、従業員が育たない原因かもしれません。

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