地域密着店がニュースレターを活用すべき3つの理由
ニュースレターって聞いたことがありますか?
地域密着店が活用すべき、最強の集客ツールです。
ニュースレターというのは文字通り、お客さんに近況やお役立ち情報をお届けするお手紙です。
一般的にはダイレクトメールやDMという方が、分かりやすいかもしれませんね。
厳密にはニュースレターとDMは別物なんですが、ここでは同じものとしてお話します。
さて、なぜこのニュースレターが地域密着店の最強ツールなのか。
今回はその秘密をお話しますね。
地域密着店にとって最大の資産とは
我々地域密着店にとってかけがえのない資産。
それは「お客さんとの関係性」です。
・あなたのことを心から信頼し、親しみを感じ、何かあったらあなたのことを思い出して来店してくれる。
・あなたが提案する商品やサービスを、「あなたが勧めるならきっと良いものなのね!」と受け入れて買ってくれる。
・新しい商品が出たら、イベントを開催したら、必ず店に来てくれる。
こんな「良いお客さん」がたくさんいて、しかもそのお客さんが何年も、何十年も来店し続けてくれたら、ビジネスは必ず生き残ります。
そうですよね?
その切り札になるのが「ニュースレター」なんですね。
我々のような地域密着店がニュースレターを活用すべき理由は、大きく分けて3つあります。
関係性を維持・強化できる
一つ目はお客さんとの関係作りに、とても役立つということ。
先ほどお話した通り、「良いお客さん」がたくさんいるかどうかで、地域密着店が生き残れるかどうかが変わります。
では、どうやって良いお客さんを増やせば良いか。
お客さんとの関係性を良くできるのか。
それはやはり、店頭でコミュニケーションをとるのが一番効果的です。
でも、お客さん全員と十分なコミュニケーションが取れるかといわれると、必ずしもそうではないですよね。
お客さんが立て込んでしまって、接客時間が取れないこともあります。
話すのが苦手だという方もおられるかもしれません。
そもそも、お客さんが来店してくれなければ、コミュニケーションを取ることすらできません。
関係性というのは難しいもので、一定期間コミュニケーションがないと、だんだん冷めていってしまうんですよね。
遠距離恋愛が成就するのは難しいように。
頻繁に接触を保てないと、簡単に関係性は薄くなるんですよ。
どんなに「良いお客さん」だったとしても、コミュニケーションの量が不足すると関係性は確実に薄くなります。
たまたまお客さんが何かの理由で、店から少し足が遠のいてしまうと、そのままズルズル関係性が弱まります。
そして、ついには来店しなくなってしまうんです。
あなたのお店を思い出すことも無くなります。
これって、本当にもったいないですよね。
そんな時、ニュースレターが役に立ちます。
あなたから定期的にニュースレターが届けば、そのたびにお客さんはあなたのことを思い出します。
良いお客さんとのご縁を切らさないで済むんです。
ちなみに私も結婚前は妻と遠距離恋愛でした。
どうしても妻と結婚したかったので、彼女とのつながりが薄くならないよう、そりゃもう小まめに連絡をし、デートのプレゼンも欠かしませんでしたよ。
ニュースレターの効用を知っていたので、頻繁な接触を保っていたわけです(笑)
おかげで今、結婚して子供にも恵まれ、幸せな家庭生活を満喫できています。
そうそう、「自分は話下手だ」という人は、ニュースレター向きですよ。
面と向かっては話せなくても、手紙なら時間をかけてゆっくり書けますし、失敗したら書き直すことだってできます。
私も実は人見知りで、お客さんと対面で話すのは苦手です。
だから対面しなくてもコミュニケーションが出来るニュースレターって、とっても助かるツールなんです。
それに、ニュースレターを読んでもらうことで、関係性も強くできます。
なぜ関係性が強くなるのか。
それはニュースレターに書く内容に秘密があります。
ニュースレターに書くべき内容とその効果
ニュースレターに書く内容は、大きく分けて5つ。
a.近況報告
b.お役立ち情報
c.商品紹介
d.イベント案内・報告
e.お客様の声
です。
近況報告は、例えばSNSやブログに書くような、あなたの日常に起こったちょっとした出来事をお伝えする内容です。
遠方に住んでいる友達から近況報告のお手紙が届くと、つい読んでしまうでしょ?
「あ~、今こんなことしてるんだ~。元気で何よりだな!」なんて、その友達に思いをはせて、また会いたいという気持ちになりますよね。
その手紙に子育てのことや仕事のことなど、自分が共感できる内容が書いてあったら、親しみを感じますよね。
ニュースレターに近況報告を書くと、お客さんにも同じことが起きます。
また会いたいと思ってくれるし、共感と親しみを感じてくれます。
つまり、関係性が強くなるんです。
それからお役立ち情報も関係性を強くします。
例えばお客さんからよく質問されることについて、ニュースレターで解説をしたとしますね。
すると、それを読んだお客さんは、「やっぱりこの人はこの道のプロだな!知識も経験も豊富で信頼できるな!」と思ってくれます。
ニュースレターを出すことで、お客さんに共感と親しみ、信頼感を感じてもらうことが出来ます。
だから関係性が強くなる。
そしてあなたのお店にずっと通い続けてくれる、良いお客さんでい続けてくれるんです。
顧客生涯価値を高められる
二つ目の理由は、顧客生涯価値を高められるってこと。
顧客生涯価値のことをLTVと言ったりします。
顧客生涯価値というのは、「一定期間でお客さんがあなたのお店で、どれくらいのお金を使ったか」という指標です。
生涯価値というくらいなので、本来は一生のうちにどれくらい使うかを表す指標なんですが、ここでは分かりやすく1年間にしておきますね。
顧客生涯価値が高まるということは、当然売上が上がるってことです。
だって1年の間に、あなたのお店で使ってくれる金額が上がるんですから。
なぜニュースレターを出すと顧客生涯価値が上がるのかというと、理由は3つあります。
ニュースレターで関係性が維持できる
これは先ほどお話した通りです。
ちょっと極端な話をしますね。
例えば、あなたのお店に新規のお客さんが来てくれたとします。
1回の買い物で使う金額は1万円としますね。
そのお客さんが1回こっきりしか来店しなかったら、顧客生涯価値は1万円で終わりです。
でも、1年間毎月来店してくれたら?
顧客生涯価値は12万円。
12倍に跳ね上がるわけです。
その分、店の売上も上がります。
客単価を上げやすい
2つ目の理由は、客単価を上げやすいってことです。
ニュースレターには商品紹介を一緒に入れます。
新しい商品を仕入れたら、その商品案内を入れても良いですし、季節に合わせた商品や主力商品の魅力を伝え続けてもOKです。
いつもの商品と一緒に、お客さんが紹介した商品を買ってくれたら、客単価は上がりますよね。
客単価が上がれば、顧客生涯価値がアップします。
先ほどの例で言えば、1回1万円→1万5千円にアップしたら、1年間の顧客生涯価値は18万円に激増します。
そうそう、お客様の声も同じように、客単価アップにつながります。
クチコミって強力な営業ツールですからね。
お客様の喜びの声を紹介すると、イヤミなく商品の魅力を伝えられます。
あなた自身が商品を語るより、真実味が出るからです。
その結果、お客さんの心の中に「良いな!欲しいな!」という気持ちを芽生えさせられます。
来店のキッカケを作りやすい
ニュースレターに商品紹介を入れたりイベント案内を入れることで、来店のキッカケを作ることが出来ます。
例えば季節限定の新メニューが出来たことをお知らせすれば、それを食べに来店してくれますよね。
お得なイベントやお役立ちイベントを開催して来店を促すこともできます。
もしニュースレターがなければ、新しいメニューや商品、イベント案内は出来ないんです。
たまたま店に来たら新メニューがあった、というだけで、来店を促すことは出来ませんよね。
ニュースレターがあるからこそ、来店に導くことが出来るんです。
来店を促すことで、1年間の来店回数が増えたら、その分顧客生涯価値はさらに増えます。
仮に毎月1回、1年で12回来店してくれるお客さんが、15回来店してくれたらどうなりますか?
先ほどの例で言えば、1回1万5千円×12=18万円の顧客生涯価値が、1万5千円×15=22.5万円にアップします。
1回1万円で1回こっきりだった時と比べると、22.5倍に大幅アップするわけです。
もちろんこれは、分かりやすいように極端にした例。
でも、ニュースレターを出すことで、来店回数も来店頻度も、客単価も上げられます。
意図的に顧客生涯価値を高められれば、たとえ客数を大きく増やせなくても、売上をアップさせることが出来るんです。
それともう一つ、ニュースレターならではのメリットがあります。
ニュースレターなら店側から情報を届けられる
それはお客さんに情報を届けられるってこと。
「情報を届けるだけなら、わざわざ印刷代や送料のかかるニュースレターでなくても、SNSやブログで良いじゃん」って思われるかもしれません。
確かに情報を“発信する”だけなら、SNSやブログでも同じです。
でも、届き方が違うんです。
SNSやブログは、いわゆる「プル型」といわれるツールです。
プル型というのは、自ら情報を探しに来たお客さんに情報を届けるツールです。
例えばあなたがFacebookで情報を発信したとします。
その情報を読んでもらうためには、“お客さんが”Facebookのページを開き、あなたの情報を選んでクリックしないといけないわけです。
ブログもそうですね。
あなたがブログを更新したら、“お客さんが”見に行くというアクションを取らなきゃ見てもらえません。
プル型のツールは、お客さんが行動してくれないと、情報を届けられないんですね。
一方、ニュースレターは「プッシュ型」といわれるツールです。
“あなたから”お客さんのところに情報を届けることが出来ます。
お客さんに行動してもらう必要はないんです。
その分、確実に情報を届けられます。
もちろんプル型にはプッシュ型にないメリットがあります。
どちらが優れている、どっちかだけをやるべきだということではありません。
やるべきかどうかで言えば、両方やるべきです。
ただ、確実にお客さんとの関係性を維持・強化し、顧客生涯価値を高めていきたいなら、「情報が確実に届く」というニュースレターのメリットを活用しない手はありません。
◆番外:無料頼りの集客は脆い
そうそう。
SNSなどのツールだけを使うのはリスクがあります。
例えば仕様変更。
アメブロやYOUTUBE、Facebookだけで集客をしていると、仕様変更に極端に弱いビジネスになります。
なぜなら自分でコントロールできないからです。
アメブロだけでお客さんとつながっていた場合、規約が変わってブログを消去されてしまったら、その瞬間にビジネスの生命線が絶たれます。
YOUTUBEやFacebookも頻繁に仕様や規約を変更しています。
今までは情報を届けられていたのに、ある日突然お客さんとのつながりを途絶えさせられるかもしれません。
それから顧客リストの問題もあります。
例えばLINE@。
お客さんに情報を届けるツールとして、とてもとても優秀なツールです。
ただし、顧客リストはあなたの手元に残りません。
もしLINE@にトラブルがあったり、規約や仕様が変わってLINE@が使えなくなったら、ビジネスは回復不能なくらいダメージを受けます。
顧客リストがないので、お客さんに連絡して集客することができなくなるからです。
無料のツールは使いやすいし、コストもかからないから安心できます。
でも、その分環境変化に弱く、もろいものです。
「自前でニュースレターを発行する」というのは、外部環境の変化にも強くなる、ということです。
◆ニュースレターを活用すれば、経営が楽になる
↑家業のニュースレターの表紙
実際、家業の薬屋ではニュースレターを活用することで、ロイヤルカスタマーを3倍以上に増やすことが出来ました。
人口減少とライバル増加で傾きかけていた家業の経営を、堅調に立て直せた大きな要因がニュースレターでした。
地域密着店にとって、お客さんとの関係性は何よりも大切な資産です。
せっかくのご縁を切らさず、さらに強くしていくことで、ビジネスを着実に成長させてくれます。
末永く地域に密着したビジネスを続けたいなら、ニュースレターを活用しない手はありません。
ぜひぜひ、活用に取り組んでくださいね!
ニュースレターを効果的に使うにはセオリーがあります。
もしニュースレターに取り組んでみたいと思ったら、ぜひ無料相談を利用してください。
良いお客さんをたくさん生み出せるニュースレターを、一緒に作っていきましょう。
■ニュースレターを活用すべき理由のまとめ
1.地域密着店にとって関係性が一番の資産
2.ニュースレターは関係性を強くしてくれる
3.ニュースレターは顧客生涯価値も高めてくれる
あなたのお店が繁盛店になることを願っています。
いつでもご相談下さいね!
応援していますよ!
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