2021-08-02
人材育成は計画的に
先日、協力関係にあるとあるWEB制作業者さんと打ち合わせを行いました。
打ち合わせは滞りなく終わり、雑談になった時のこと。
「ちょっとした課題にぶつかっている」ということをお話になっていました。
WEB制作業はコロナによる変化を追い風に、受注が急増している業界です。
その会社もやはり、かなりの受注を受けられているようで、直近の経営は問題ないとのこと。
懸念はその後のこと。
コロナによるWEB制作需要が一段落した後にも収益を挙げ続けるには、サイトの改善やコンサルティングの提供が欠かせません。
しかしその会社ではコンサルティングを提供できる人材が不足していたのです。
人材不足の原因は、教育体制が確立できていないことです。
採用はできても、教育ができない。
そのため、高品質なサービスを提供できる人材がいない。
人の問題がボトルネックとなって売上があげられないのです。
実はこの会社の人材の問題は、以前から分かっていました。
顧客のクレームもあったようですし、私から伝えたこともあります。
ですが、仕事が忙しすぎて、後回しにしていたのです。
そのツケが回ってきたのですね。
人材は一朝一夕には育ってくれません。
特に自社らしいスキルや能力を身に着けさせようとすると、教える側の仕事が激増します。
既存の仕事を減らしてあげるか、長いスパンで少しずつ育てる等の対策が必要です。
人材育成には大きな力が必要だからこそ、計画的に取り組むべきです。
経営計画を立て、数年後にはどのような課題が起きるのか、どんな人材が必要かを考える習慣があれば、人材育成にしっかり取り組めます。
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