2021-03-31
事業承継 M&Aという選択肢
3月27日、28日に福岡県事業引継ぎ支援センターのM&A専門家養成講座を受講し、修了してきました。
目的は、近年課題となっている「事業承継」の知識修得です。
日本は今、高齢化がどんどん進んでいます。
経営者も同様に高齢化しているのですが、一方で後継者が見つからず、廃業を選ぶ企業も増えています。
しかし、廃業する企業の中には、実は黒字企業も多く存在します。
講座の中では、実際に廃業した企業の約40%が黒字企業であったというお話がありました。
同じく、廃業予定の40%も経営状況は悪くありません。
これらの黒字企業が、
後継者が見つからないという理由で廃業するのは、経済的に大きなダメージです。
地域経済も回らないですし、雇用も失われます。
その会社が保有していた技術などの強みも失われます。
そこで今、国を挙げて事業承継を後押ししています。
税制面での支援や補助金等の支援策に加え、事業引継ぎ支援センターを全国に設け、事業承継をサポートしています。
特に福岡は活発で、大きな成果が出ています。
M&Aの成約件数も年々増加しており、M&Aによって事業が存続できる例も増えています。
M&Aというと、買収・乗っ取りというイメージがあるかもしれませんが、現代では一般的になりつつある事業承継の手法です。
福岡県事業引継ぎ支援センターは公的な機関です。
様々な専門家が事業承継やM&Aをサポートしています。
もしお近くに後継者不足でお悩みの方がいたら、相談することをお勧めしてはいかがでしょうか?
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