KPIという言葉、ビジネス書を読むと、時々見かけますね。
日本語に訳すと、「重要業績評価指標」といわれる言葉です。
このKPI、ビジネスを成長させるために欠かせない考え方です。

KPIというのは、経営目標を達成するために行うべき取り組みについて設定する数値目標です。
経営目標が大きな目標だとすれば、KPIは大目標を達成するための小目標だと思えば分かりやすいですね。

実例を紹介します。
そのお店では、売上アップのために客単価向上に取り組んでいました。
そこで客単価を上げるために、接客プロセスの中から解決すべき課題や改善できるポイントを探しました。

そのお店は顧客が自分で商品を選ぶのではなく、店員さんが商品を提案してあげる提案型のお店。
ですが、お店のお客さんが増えてきたこともあって、十分な提案時間が取れなくなっていることが分かりました。

提案時間が不足し、追加の提案などができない状態です。
ですからその状況を改善し、十分な提案時間を確保できれば、商品をしっかり提案することができ、追加販売も可能になります。

そこでそのお店では来店予約制度を採り入れることにしました。
予約してもらえば、その顧客のために時間を確保しやすくなります。
そしてこの取り組みを進めるにあたり、来店予約の獲得数をKPIとして設定しました。

予約獲得数をチェックし、目標に届くよう改善に取り組んだことで、客単価は見事1.3倍にアップしました。
KPIを設定することで、売上への影響が大きいプロセスにピンポイントに注力できるようになります。

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