ビジネスを迷子にする「あいまい言葉」
■あいまいな約束で迷子になった
顧客満足、地域密着・・・
こういう言葉を使う時は
ちょっと注意が必要です。
こんにちは。
天心堂L&Cコンサルティングの梅崎です。
私は生まれも育ちも福岡県柳川市。
7年ほど名古屋に住んでいましたが、
それ以外はずっと田舎に暮らしています。
なのでたまに東京に行くと、
すぐ迷子になります(笑)
東京に住んでいる友人と待ち合わせた時も
東京駅でさんざん迷子になりました。
迷子になった理由は、
土地になれていないことだけではありませんでした。
友人が指定した合流場所があいまいだったから。
「駅の出入り口付近にある弁当屋の隣にいる」
そんなの分かるわけないじゃない!
駅にはいくつも出入り口があって、
それぞれ近くに弁当を売っている場所があるんです。
無駄に15分も20分もウロウロしまくって
やっとこさ合流できた時にはヘロヘロ。
あいまいな言葉を使うと、こんなことが起こります。
ちゃんと「●●口にある△△という店」と指定してくれれば
時間も体力も使わずに済んだんです。
ビジネスでも同じ。
便利だけどあいまいな言葉がビジネスを迷子にします。
■地域密着の地域ってどこ?
顧客満足とか、地域密着とか。
一言でイメージを伝わる便利な言葉。
でも、よく考えるとハッキリしない言葉。
顧客ってどんな人?
地域ってどこのこと?
ひと口に顧客といっても、
町には様々な人がいます。
チラシをまいてみると、
反応してくれる地域と
反応が全くない地域があります。
チラシを見てきてくれた方の
住んでいる地域を地図上で確認してみてください。
「駅の向こう側の住民は全然反応していない」
なんてことがあるかもしれません。
「顧客」や「地域」という言葉は
使い勝手が良い反面、ぼんやりしやすい言葉です。
言葉の定義をハッキリさせないと、
場当たり的な経営になりやすいんです。
顧客にしたいのはどんな人なのか。
密着したい地域はどこのことなのか。
何となく使っている言葉が具体的に何を指しているのか
効果的な集客が出来なくなります。
■「誰に、何を、どのように」がビジネスの基本
繁盛するお店は、次の二つがハッキリしています。
1.どのようにお客さんを集め、売るのか。
2.どのようなメッセージでお客さんに価値を伝えるのか。
1つめのお客さんの集め方を
セールスプロセスと言います。
新しいお客さんとどう出会うのか、
新しいお客さんをリピートさせ、
優良顧客に育てる方法はどうするのか、です。
2つめはセールスメッセージ。
あなたのビジネスが、誰のためのものなのか、
あなたの商品を使うとどんな良いコトがあるのかを
伝えるメッセージです。
セールスメッセージを考える時には、
「誰に」「何を」「どのように」提供するのかが
ハッキリしていないと伝わりません。
例えば英会話の教材を売るとします。
海外旅行に行く前に簡単な英語を
なるべく手軽に学びたい方。
もう一方は、海外でのビジネスを成功させるために
ビジネス英会話をしっかり学びたい方。
この二人のお客さんが求める教材は
違って当然ですよね。
この二人をいっしょくたにして
「顧客」なんてあいまい言葉で考えていると、
伝えるメッセージがぼやけてしまいます。
結果、誰にも価値が伝わらない
なんて悲しい事態になってしまいます。
あいまいな言葉を使うのは
あなたのビジネスをぼやけさせて
分かりにくくしてしまうことなんです。
顧客満足や地域密着などは便利な言葉。
だけど使う時には、言葉の定義を
ハッキリさせておいてくださいね!
■まとめ
1.あいまいな言葉は意味がぼやける
2.「顧客」とか「地域」は便利だけどあいまい
3.あいまいな言葉の定義をハッキリさせよう!
困ったことがあったら、
いつでもご相談下さいね!
応援していますよ!
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