ニトリ成長の原動力 観察分析判断
ニトリといえば日本を代表する企業の一つです。
北海道の小さな家具屋さんが、一代で全国企業に成長した原動力は何なのか。
興味はありませんか?
その原動力は「観察・分析・判断」です。
観察分析判断とは、現状に潜んでいる課題や問題を見つけ出し、改善方法を考え、実行するプログラムのことです。
ニトリ流PDCAといっても良いですね。
似鳥社長は著書で「現状を否定することから仕事は始まる」と書いています。
業績が悪い時はもちろん、良い時も改善すべき点はあるものです。
その改善点を見過ごさず改善し続けることが成長の原動力なのです。
観察・分析・判断の「観察」とは、問題点を発見することです。
社員は日々の業務から問題点を見つけることを求められます。
問題意識を持っていれば、必ず不合理な点、問題点を見つけられるはずというわけです。
分析は文字通り、観察で見つけた問題の原因を分析することです。なぜ問題が起きているのかを推定するのです。
ニトリでは7回も「なぜ?」を繰り返し、原因を掘り下げて考えているそうです。
判断は、観察と分析に基づいて、どのような対策をとるかを決めることです。
「誰が、いつまでに、どうするのか」という具体的な改善策を立てて実行することを求められています。
ニトリではこの観察分析判断を皆が実施しているのだとか。
そうすると、観察分析判断で出てくる改善案は膨大な数になります。
この日々の改善の積み重ねが、ニトリの成長を支えているのですね。
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