2021-05-21
コロナのピンチから新たなニーズを発掘した事例
【業態転換事例シリーズ】
コロナ禍を乗り切るための、新事業展開や業態転換のヒントになる事例を、「2021年中小企業白書」からご紹介。
成功のための気付きをシェアいたします。
【基本情報】
【社名】株式会社ダルマン
【業種】中古品小売業
【規模】
従業員3名
資本金300万円
【従来の状況】
従来から古着のネット販売をしていましたが、労力に見合う収益があがりませんでした。
そのうえ、コロナの流行。
一般に、コロナの影響でアパレル業界は大打撃を受けています。
おそらく同社も少なくない影響を受けたのではないかと推測されます。
【取り組み】
コロナ禍において、非対面のニーズが高まったことから、無人店舗をオープン。
常駐スタッフのいない24時間営業で、顧客は券売機を利用して服を購入するという、全く新しいスタイルの店舗を開店しました。
【取り組みの結果】
スタッフがいない、ということは非対面による感染予防とは全く異なるニーズを掘り起こしました。
「店員に気兼ねせず服を選べる」ことが好評を博し、リピーターも徐々に増え、毎月の売上はネット販売の倍以上という成果を出しています。
【成功のポイント】
「価値」というのは商品だけがもたらすものではないということが分かります。
売り方、提供の仕方を変えることで、従来は満たせていなかったニーズを満たすことができるようになるのです。
商品以外の改善点も探してみるのが良いですね。
【成功のポイント2】
無人化するというのは、出来そうで出来ません。
また、従来は多くの場合、無人店は失敗しています。
コロナ禍という状況が生み出した新たなニーズに、思い切った革新的な取り組みがマッチしたのですね。
環境とニーズの変化に敏感でいたいですね。
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