ウリを作れ!【家業立て直し物語】
あなたのウリは何ですか?
他社にはない、あなただけの強みは?
こう問われて、即答できますか?
私は出来ませんでした(笑)
こんにちは。
天心堂L&Cコンサルティングの梅崎です。
集客に苦しむ家業を立て直すために、チラシをまいて大爆死したのが前回の話。
爆死の原因は自社のウリをちゃんと把握してなかったこと。
やっぱりウリをきちんと伝えないと、お客さんに選んでもらえないですね。
そのことを思い知らされた私は、自社のウリを確認することにしました。
やったことはズバリ!
「自社のウリ 100本ノック!」
用意したのは数枚の紙。
縦に100行、横に3列の枠を印刷した紙です。
で、自社の特長を100個、思いつく限りズラズラズラッと書き出しました。
で、それぞれの特長の横に、その特徴があることでお客さんが得られる良いことを考えて、書きつけました。
さらにその良いことの隣に、良いことがあることで得られる、さらに良いことを書いていきます。
例えばこんな感じ
◆特徴
年間1500回の相談を受けている
◆良いこと1
だから話を聞いてもらえる満足感が得られる
◆良いこと2
だから自分の体のことが分かり安心できる
こんな感じで、100個書き出していきました。
丸一日、店の二階にこもって、うんうん唸りながら100個、無理やり書き出してね。
いや~苦しい作業でした。
もうね、全然思いつかないの。
最後の方は無茶苦茶(笑)
久しぶりにその紙を見てみたんですが、兄弟で店をやっている、とか「それのどこが特徴なんや?!」と突っ込みたくなるようなことも書いてました。
こう書き出してみると、実感します。
ウリらしいウリがない。
お客さんに選んでもらうだけの、十分な理由がありません。
それを裏付けるように、当時来てくれていたお客さんのほとんどは、昔からなじみのお客さんだけ。
柳川市にまだほとんどライバル店がなく、ネットも普及していなかった時代から来てくれているお客さんばかり。
つまり、「他に店がない」から選ばれていただけだということ。
「ウリがない」というのは大ピンチ。
ここにメスを入れなきゃ、選ばれる理由を作らなきゃ、ここから先の道はない!
それに気づけただけでも、100本ノックをやった甲斐がありました。
今は情報過多、競争過多の時代です。
お客さんはどの商品をどの店で買うか、より取り見取りの超絶買い手市場。
そんな時代に、ただ店を開けてるだけなのは、口を開けて餌を待ってるだけのひな鳥と同じ。
外敵が来たらすぐ食われてしまいます。
私は恐怖でした。
この状況が。
少しずつ売り上げを削り取られて、店が細っていく未来が見えました。
両親が心血を注いだ店をつぶして、親不孝をしてしまうのが怖かったし、自分の未来もお先真っ暗に思えて。
そんな暗い未来はまっぴら!
なので、ウリを作ることにしました。
ただし、ウリを作るためには、絶対に守らなきゃいけない条件がいくつかあります。
その条件と、実際にどうやってウリを作っていったかは次回、お話しますね。
もしあなたも私と同じように自社のウリを即答できないなら、まず100本ノックをやってみてください。
100本まではやらなくても、50本でも30本でも良いです。
そして、自社のウリがハッキリ見えたら、それをお客さんに伝えていきましょう。
もしウリが見えなければ、次回も読んでくださいね!
あなたのお店が繁盛店になることを願っています。
いつでもご相談下さいね!
応援していますよ!
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