ちゃんと利益が出ていますか?
商売がイヤになる負のスパイラル。
こんなパターン、多いんです。
こんにちは。
天心堂L&Cコンサルティングの梅崎です。
私の大好きな落語の一節に
こんな言葉があります。
「商いは飽きずに続けなきゃいけないよ。
なんたって“あきない”って
言うくらいだからね」
そう、ビジネスは長く続けるのが
何よりも大切なこと。
長く続けるためには
情熱を注げることをビジネスにすること。
そして利益が出せることです。
いくら好きなことを仕事にしても
利益が出せなければ続けられません。
私が講師を務める起業創業セミナーの
受講生が出した居酒屋も
利益を出せなくて四苦八苦してました。
お店はいつも大繁盛なのに。
その理由は・・・
■苦労苦労で薄利じゃ続かない
彼の居酒屋が四苦八苦してた理由。
それは価格設定を間違ったから。
大人3人で行って
さんざん飲み食いして
7000円でしたからね(笑)
あまりにも安いから
「儲かってる?
ちゃんと利益出てるの?」
って聞いたんです。
そしたら
「儲かんないんですよ。
借金返したらそれで無くなる」
って。
そりゃそうだ。
安すぎです。
味も美味しいし量も多い。
しかも安いからお客さんは大量に来ます。
充実感はあっても、
全然儲からなきゃ
店は続けられません。
大量のお客さんをさばくために
スタッフを雇わなきゃいけない。
ただでさえ少ない利益が
人件費で飛んでいく。
田舎だから採用も大変。
利益が少なくて給料も安いから
すぐに人が辞めちゃう。
採用コストも教育の労力もかかる。
苦労ばっかりで利益が出ない。
そんな状態に陥ってました。
結構多いんですよ、このパターン。
客数を増やすために安売りして
どんどん苦労が積み重なって
利益が出なくて辛くなる
負のスパイラルに陥るお店が。
受講生の居酒屋が
無くなっちゃったら悲しいので
値上げをオススメしました。
■客数が減っても儲かるカラクリ
それからしばらくして
お店は値上げに踏み切りました。
当然、お客さんはある程度
減ってしまったようです。
でも、利益は増えていきました。
お客さんが減って
利益が増えたカラクリ。
ちょっと計算してみれば分かります。
以前のお店の状態を
客単価3000円としますね。
1000円の原価をひいた粗利が
2000円とします。
1日20人お客さんが来れば
40000円の利益です。
20%の値上げをしたら
客単価は3600円です。
仕入れ値は変わらないので
その分利益が増えて
お客さん1人辺り2600円。
客数が1割減ったとしたら
18人になります。
2600円×18人=46,800円
20人のお客さんの時は40,000円。
客数が減ったけど、
利益が増えています。
客数が減れば
お客さん一人一人に
丁寧な対応も出来ます。
スタッフも少なくて済みます。
採用や教育の苦労も減ります。
いかに適切な利益を出せる
価格が大事かって分かりますね。
彼は今、2号店を出す算段をしてます。
■受け入れられるギリギリの高値を狙う
大切なのは適切な価格設定を
考えるってことです。
高すぎて受け入れられなかったら
お客さんが減りすぎます。
安すぎて儲からなかったら
店を続けていけません。
お客さんがスムーズに
受け入れられる値段を
つけることが大切なんです。
もう一つ重要なのは
値段を高めに設定しても
お客さんが来てくれる
仕組みを作り上げることです。
お客さんに来店を促す
集客ツールを用意すること。
値段に納得してもらえるよう
価値を伝えていくこと。
価値は機能や特徴ではありませんよ。
以前お伝えした、
「ベネフィット」のことです。
集客の仕組み作りと
価値を伝える取り組みで
適正価格で販売できるように
することが大事なんです。
そうすればビジネスは
グッと楽になります。
飽きずに続けることが
出来るようになりますよ、
次回からしばらく
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ゴールデンウイーク明けに。
それではゴールデンウイークを
楽しく過ごしてくださいね!
■繁盛店になるためのまとめ
1.利益が無いと続けられない
2.安すぎる価格は首を締める
3.適切な利益を取れる値付けをしよう
あなたのお店が繁盛店になることを願っています。
いつでもご相談下さいね!
応援していますよ!
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