2021-12-18
え?そんな人もターゲットに?
先日、ニュースサイトを見ていた時のこと。
ふと、こんな見出しに目が留まりました。
「終活する若者に思う」
タイトル通り、30代40代で、終活をする人が増えているというのです。
現在の若い世代では将来、特に老後に対する不安感が広がっています。
生まれてこの方、景気が良かった時代を経験していませんし、年金や介護の負担も重く、明るい将来を思い描きづらいのかもしれません。
かくいう私も今45歳ですが、終活を始めたいと思っていたところです。
私は年を取ってから娘が生まれたので、万が一のことがあっても、妻や娘がつつがなく暮らせるように準備したいというのが目的です。
さて、若い世代がなぜ終活をしたいのか、そんな社会が望ましいのかは別途議論すべきでしょう。
少なくとも、今まで「死」を前提にしたビジネスは、高齢者やその家族がメインターゲットでした。
しかし、30代40代の若い世代が人生の終わり方を考え、準備をするようになっています。
終活のターゲットに若者を加えてみると、新たな市場を開拓できるかもしれません。
時代とともにニーズは変化していきます。
ターゲットももちろん、移り変わっていくものです。
今まではターゲットにならなかった人たちを取り込むことができる場合もあるのです。
「自分の顧客はこんな人だ!」という思い込みは、ビジネスを停滞させるかもしれません。
定期的に環境分析をし、ビジネスモデルを再確認して、時代にあったビジネスができるよう、常にアップデートしたいですね!
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