2021-12-16
ちゃんと聞いていますか?
北海道の若き知事、鈴木直道氏。埼玉県に生まれ、東京都の職員となり、財政破綻した夕張市に出向。
現地の方に推されて市長選に出て選出され、その後知事になったのですから、とてもドラマチックな人生ですね。
さて、鈴木氏が市長選に出るために当時の石原都知事に報告に行った際、このようなことを言われたそうです。
夕張の人口が1万人と聞いた都知事は、「全員に会え!」とアドバイスしたそうです。
鈴木氏はその言葉を素直に受け取り、夕張のボランティアの方とともに、夕張市内をとにかく歩き回ったそうです。
その結果、市長選に勝ち、市長に選出されました。
鈴木氏はその経験から対話の大切さを学びます。
対話の大切さを知った鈴木氏は、市民の声を聞くために、「市長と話そう会」という取り組みを始めます。
市民が5人以上集まる所にはどこにでも行き、対話をするという取り組みです。
24時間365日、いつでも。
ここまで徹底的に対話をし、話を聞くリーダーは少ないのではないでしょうか。
従業員の話を聞き、意見を取り入れることを重視している経営者は少なくありません。
ですが、鈴木氏ほど徹底しているか・・・
恥ずかしながら私もここまで徹底できていませんでした。
「何かあれば言ってね!」と言っても、わざわざ言いに来てくれる従業員は少ないものです。
自ら「聞く姿勢」を示し、聞きに行くことが大切なのですね。
意見が言えなかったりアイディアが出せない組織は、新しいチャレンジができないだけでなく、風通しが悪くなり、雰囲気も悪化します。
そうならないためには、経営者自ら「聞きに行く」ことが大切なのかもしれませんね。
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