自分の声を録音して聞いてみたことはありますか？
思っているような声じゃなくて、違和感を感じませんか？

私は商売柄、人前で話す機会がたくさんあります。
特に初めての講演をする場合は、入念に準備します。

資料を作り、最低5回は練習します。
また、練習中の声を録音しておいて、チェックします。
ですから、自分の声を聞く機会は割と多いのです。

それにしても、自分の声ってどうも違和感があります。

その原因は、音の伝わり方にあるようです。
話しているときに聞こえる音は、耳から伝わる音と、体の内側から伝わる音の両方が聞こえます。
一方、録音した声は耳から伝わる音声のみ。
だから違和感が生まれるのだそうです。

このように、一度表現したものを受け取りなおすと、違和感を感じることは他にもあります。
思考もそうです。

頭の中だけで考えていた時は良いアイデアに思えても、書き出してみると粗が目立つことがよくあります。

毎日インスタやブログ、Facebookに情報発信している私は、そのことを頻繁に実感します。
書く前は良いアイディアだと思ったものが、いざ書き出すと全然まとまらない、なんてしょっちゅうです。

ブログ程度なら良いのですが、経営となるとまずいことになります。
思いついたときは良いと感じたけど、やり始めたらダメだった、なんて目も当てられません。
そんな事態を防ぐためには一度形にすることです。

思考を形にすると、考えられていなかった部分や整合性がない部分が分かります。
そこをしっかり検討すれば、成功率を高められるでしょう。
頭の中だけで考えるのではなく、書き出してチェックすることをお勧めします。

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