2021-08-26
最後にして最良の結論
『如何なる問題にあっても、具体的という事は最後の、しかして最良の結論だ。』
一握の砂などで知られる明治の詩人、石川啄木はこのように語っています。
まさしくその通りだと思います。
どれほど高い志や崇高な理念があっても、どうすればそれが実現できるのか、具体性がなければ実現することは出来ません。
具体的に計画することではじめて、実現性が生まれます。
私は経営には計画が欠かせないと思っています。
頭の中で思い描いている理想の将来像の輪郭をハッキリさせ、その理想像までの具体的な道筋を明らかにしなければ、理想の実現は難しいからです。
特に行動計画は最重要項目です。
いつ、誰が、どこで、いくらの予算で、どのように行動するのか。
また、行動の成果を検証するために、どんな指標をチェックするのか。
具体的なアクションプランがあれば、目標に向かって迷いなく行動することができます。
また、行動計画が明確になっていれば、経営者だけでなく従業員も同じ方向を向いて取り組むことができます。
経営計画のキモは数値計画ではありません。
数値は行動の結果でしかありません。
経営計画のキモは、理念やビジョンなどの抽象的なイメージを、皆が行動できるレベルまで具体化した行動計画です。
2021年ももう、2/3が過ぎようとしています。
今年の目標の達成具合はどうでしょうか?
残り1/3をより充実した時間にするために、一度ゆっくり計画を見直してみてはいかがでしょうか?
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