2021-04-15
ビジネスのステージ別課題
経営をしていて、強く実感をすることがあります。
それは「いつまで経っても、課題は無くならない」ということ。
一つの課題が無くなれば、又次の課題が出てくる。結局楽にはならないな、ということです。
この感覚は、多くの経営者さんに共通するのではないでしょうか?
同じ課題が繰り返されるわけではなく、何だかんだと悩みや課題が尽きることはない、という感覚です。
しかし、経営者さんの様々な悩みをお聞きしていると、悩みは一定の順番で出てくることに気が付きます。
事業規模が拡大したり、組織が成長するごとに、新たな課題が出てくるのです。
規模の拡大や組織の成長に伴って、課題は次の順番で出てきます。
1.売上が足りない
2.資金が足りない
3.人が足りない
4.人が定着しない
5.教育や評価基準
概ね、このような順番で課題が出現してきます。
逆に言えば、新たな課題に直面したということは、事業や組織がそれだけ成長した、ということでもあるのですね。
そう考えると、少し前向きになれる気がします。
経営とは、理想と現実のギャップを埋める営みに他なりません。
将来の理想像に向かって邁進するとき、解決しなければならない課題が現れます。
経営者の仕事は、この課題の解決方法を模索し続けることです。
理想に向かって事業や組織が成長している間は、悩みが尽きることはありません。
むしろ、悩みがなくなり、経営が楽になったと感じるときは、実は成長が止まりつつあるときなのかもしれません。
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