初めてのチラシ作り実践ガイド
初めてのチラシ作り、何をどう作れば良いか分からない。
そんな時はぜひ、この順番で考えてください。
最近、初めてチラシ作りに取り組む方からのご相談が続いていました。
で、皆さん同じ間違いをしていたんですよね。
そこで初めてチラシを作る方が絶対守るべき、チラシ作りの大原則をお話します。
チラシは何度も作っているよ!という方も、参考になる部分があるかもしれません。
ぜひご覧くださいね。
チラシ作りの大原則。
それは「いきなり書かない」ってこと。
売れるチラシを作るためには、準備がとても大切なんです。
最近立て続いていたご相談者の間違いとは、なんの準備もせずにいきなりチラシを書いちゃってたということ。
それじゃ当たるチラシにはならないんです。
いきなりチラシを書き出すのは超NG!
準備なしにチラシ作りをするのは、設計図なしに家を建てるのと一緒です。
あなたが大工さんに家作りを頼んだとしますね。
その大工さんが「あいよっ!」って言って、いきなり柱を立て始めたらどう思いますか?
きっと「いやいや、設計しないの?!」ってビックリしますよね。
何人家族で、部屋数がいくつ必要で、どんな生活スタイルなのかを十分に考えて、しっかり設計図を作ってから家を建てないと、住みやすい家にはならないですよね。
チラシも同じです。
どんなお客さんに見てほしいのか。
お客さんの心をどう動かすのか。
お客さんにどう行動してほしいのか。
設計図が決まっていなかったら、絶対に売れるチラシはできません。
チラシの目的は、読む人の心を動かして、来店や購入などの行動に導いてあげること。
なのにいきなり書き出してしまうと、心を動かしたり行動を促すために大事な要素が、モレモレのチラシが出来るだけです。
売れるチラシの設計図 4つのステップ
チラシを作るステップは大きく分けて2つ。
1.何を書くかを決める
2.どう書くかを決める
チラシの設計図を作るというのは、この「1.何を書くかを決める」の部分です。
正直な話、売れるチラシを作るためには、「1.何を書くかを決める」のほうが、「2.どう書くか」の100倍重要です。
どんなに目立ち、見やすく、分かりやすいチラシを作っても、心を動かせなければ意味がないからです。
では、「1.何を書くか」はどんな風に決めれば良いのか?
なんだか難しそう・・・と思われるかもしれませんが、実はとてもシンプルな4つのステップで考えることができます。
この4ステップをやることで、「何を書くか」のあらましができるんです。
家の設計図で言えば、間取りが決まります。
そのたった4つのステップはコレ。
1-1.売りたい商品の特徴を思いつく限り書き出す
1-2.その特徴から、お客さんが得られる良いこと(価値)を書き出す
1-3.その良いことを欲しい!と言ってくれるお客さんを思い出す
1-4.その人が普段、自分の悩みをどう表現しているかを書き出す。
ね、そんなに複雑じゃないでしょ?
実際に考えるときには、以下のポイントを踏まえながら考えてくださいね。
売りたい商品の特徴を思いつく限り書き出す、ポイント解説
ここは数が勝負です。
思いつく限り書き出してみてください。
商品そのものの特徴はもちろん、商品自体以外の特徴も書き出しましょう。
例えばこんな視点があります。
- パッケージ
- 色
- 素材、原料
- 値段
- 量
- 流通経路(○○限定販売など)
- 販売方法
- 製造方法、技術
- 開発の経緯、開発秘話
- 開発者の想い、ストーリー
他にも様々な視点がありますよね。
売りたい商品のことをよ~く調べてくださいね。
そのうえであらん限りの特徴を書き出しましょう!
ネットで調べるのはもちろん、商品の勉強会があれば出席する。
製造会社に連絡して、商品のことを詳しく聞くのも良いですね!
その特徴から、お客さんが得られる良いこと(価値)を書き出すのポイント解説
このステップが一番大事なステップです。
お客さんがお金を出すのは、商品が欲しいからじゃありません。
その商品を使うことで、良い変化があるから買うんです。
例えば私の家業は薬屋ですが、お客さんは誰一人「薬が大好物!」なんて人はいません。
じゃ、なんで薬を買うのか?
それは辛い痛みを取り去ったり、疲れにくい体になったり、冷え性改善したいからです。
そうすることで家事や仕事を今まで以上に頑張りたいからです。
薬はそのための手段でしかないんです。
ですからチラシでは「この商品を買うとどんな良いことがあるか」を教えてあげないと、お客さんの心を動かすことはできません。
心が動かなければ、絶対商品は売れません。
自分にとって良い変化が起こらないのに、お金を出してくれる人はいないからです。
この「どんな良いこと」が商品の価値です。
そこで、先ほど書き出した商品の特徴をじっくり眺めながら、この穴埋め文を埋めてください。
「この商品には○○という特徴がある。だからお客さんは○○な状態になれる。」
良いですか?
ここが大事なポイントですから、しっかり頭に汗をかいてくださいね!
どうしても思いつかないよ!という時は、とっておきの方法があります。
それは、たった一つの質問を、既存のお客さんにすることです。
チラシに書くべき価値を確かめるたった一つの質問
その質問は「なぜいつもこの商品を買ってくれるんですか?」
その答えこそ、お客さんが商品に感じている「価値」そのものです。
実は私も家業では、この質問を多用してお客様の声を集めています。
するとね、ま~出るわ出るわ。
山のように商品の価値を教えてくれます。
中には「ええ?!こんなことに価値を感じているの?」と驚くような声もあります。
売り手には当たり前だったり、見えづらい価値でも、お客さんはよく知ってるんですね。
いつもその商品を買い、愛用してくれるお客さんこそ、その商品の価値を一番理解している人です。
その良いことを欲しい!と言ってくれるお客さんを思い出す、のポイント解説
さて、次はその商品をぜひ売ってくれ!といってくれるお客さんはどんな人か、じっくり考えてみてください。
どんなお客さんなら、その商品を買いたいと言ってくれるのか。
お客さんの悩みや望みを考えていきます。
それから属性も。
属性というのは性別や年齢、住所、普段接しているメディアなどですね。
もし思いつかない場合は、先ほどの「いつも商品を買ってくれるお客さん」のことを思い出してください。
そのお客さんたちに、共通点はありませんか?
似たような悩みや望みを持っていたりしませんか?
お客さん像が思いついたら、最後のステップです。
その人が普段、自分の悩みをどう表現しているかを書き出す。
読み手が思わず目をとめる。
手に取って読みたくなる。
そんなチラシを作るためには、言葉選びは重要です。
お客さんが普段使わない言葉で書かれたチラシを見ても、ピンときません。
一瞬でピンと来てもらえなければ、チラシはゴミ箱行きになってしまいます。
万が一読んでもらえたとしても、分かりにくいと思われるだけ。
逆に普段使っている言葉で書かれたチラシなら、「あ!このチラシは私に関係ある!」「これ、私のことだ!」って、ピン!ときます。
もちろん内容も分かりやすく、読みやすさもアップします。
ですから、お客さんが普段どんな言葉で悩みを表現しているか、思い出してください。
そしてメモしておいてくださいね。
普段からお客さんがどう悩みを表現しているか、書き溜めておくといいですよ。
そのメモは「お客さんに響く言葉リスト」になりますよ!
反対から書くとチラシになる
さて、この4つのステップが終わったら、チラシの骨組みが出来上がり!
チラシの設計図作りの大半が完了です。
4つのステップの内容を逆から並べてみると、チラシのあらすじが見えてきます。
便秘改善の薬で例文を作ってみましょうね。
こんな感じです。
「頑固な便秘でお悩みの方へ。
便秘は辛いですよね。
何日も便秘が続くと、お腹が張ったり、便が硬くてお尻が痛かったり。
なんだかスッキリしなくて、モヤモヤしたりイライラしたり。
家事にも仕事にも集中できなくて、本当にストレスですよね。
もしあなたが便秘を何とかしたい!とお感じなら、このお薬がお役に立ちます。
(悩みの表現)
この商品を使えば、「出せる体」になれるんです。
自然な便通を促して、スッキリ快便になれるんですよ!
下剤みたいに無理に出すわけじゃないから、お腹も痛くなりません。
モヤモヤした感じがなくなり、出し切った!と実感できます。
朝スッキリ出ると「よ~し!今日も一日頑張ろう!」って気持ちになれますよ!
(商品の価値)
なぜなら、この商品には便秘になりやすい体質を改善するという特徴があるからです。
自然な生薬の力で、腸の働きを活発にして、便秘になりにくい体を作ってくれるんですよ。
(商品の特徴)」
■お客さんへの共感
↓
■商品の価値
↓
■価値の証拠となる商品の特徴
このストーリーが出来上がるんです。
あとはお客さんに行動の仕方を伝えたり、今行動すべき理由を教えたり、お客さんが感じるリスクを消してあげれば、チラシの設計図は完成です。
ここまで出来たら、「チラシを書く」というステップに移ってOK!
見やすく読みやすく、チラシを作りましょう!
いかがでしたか?
初めてチラシを作るときには、4つのステップを実践してください。
最初は大変に思えることがあるかもしれませんが、一度やり方が身につくと、いろんな商品で応用ができますからね!
諦めないでぜひ取り組んでみてくださいね!
もし一人でチラシを作る自信がない場合は、無料相談を利用しませんか?
4つのステップを一段階ずつ、一緒に考えていきましょう。
お気軽にご相談くださいね!
■繁盛店になるためのまとめ
1.いきなりチラシを作ってはいけない
2.4つのステップでチラシの設計図を固めよう
3.4ステップを逆に並べると、チラシのあらましができる
あなたのお店が繁盛店になることを願っています。
いつでもご相談下さいね!
応援していますよ!
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