願えば叶う。
理想は現実化する。
求めよ、さらば与えられん。
同じようなことわざや格言はたくさんあります。
このような人生訓は、ビジネスや経営の分野でもあてはまるようです。

経営でいえば先述の願いに相当するのは「計画」ということになります。
計画を作ると、遅かれ早かれその計画が実現してしまうことが少なくありません。
その有名な例に、ツルハドラッグがあります。

ツルハドラッグは北海道から発した大手ドラッグストアです。
中小企業基盤整備機構のJ-Net21によれば、ツルハはまだ5店舗しかなかった1979年に、「道内100店舗」という目標を打ち出しました。

そして100店舗が間近になった時、今度は国内1000店舗構想を打ち出します。
それが今や、2366店舗になっています。
私の住んでいる福岡県柳川市近隣にもツルハのお店ができ、店舗数の伸長を実感しました。

もちろん、願うだけで叶うわけではありません。
先のJ-Net21によれば、鶴羽社長の哲学は「走りながら考える」。
大きな目標を掲げると同時に、どうすれば実現できるかを考えて行動した結果です。

経営計画を作るとき、同時にアクションプランも考えます。
どうすれば実現できるかを考え、実践する土台ができるのです。
そのうえでKPIを設定し、PDCAを回す。
走りながら考える状態が出来るのですね。

また、一度経営計画を作れば、意識的・無意識的に目標に向かって動き出します。
常に計画を意識し、行動することになるので、いつの間にか実現してしまうのです。
計画を作るだけでもビジネスは前進し始めるものです。

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