2021-08-09
経営計画のポイント3 実現可能性
経営計画作成時に
チェックしたい4つのポイント。
◆競争優位性
◆新規性
◆実現可能性
◆採算性
特に実現可能性はとても重要です。
実現可能性は文字通り、本当にその事業ができるのか?ということです。
実は、多くの経営計画書を拝見したり、様々な経営相談をお受けしていて、「実現可能性」に疑問を感じることが少なくないのです。
実現可能性に疑問符が付くパターンは、大きく分けて2つあるように思います。
1つは、経営資源と比べて、取り組みや投資が過大であること。
2つ目は、計画の妥当性です。
例えば今の人員やスキル、経験ではとても実現できそうにない計画。
今まで居酒屋をやっていたのに、美容室を始めるとか。
今の従業員数では実行可能と思えない量の取り組みをする等です。
規模の面からも、疑問符が付くものがあります。
ここ2年ほど赤字なのに大きな投資をしようとしたり、売上の数倍の投資をしようとする計画を見ると、リスクが高すぎて実現性がないと感じてしまいます。
売上や利益などの数値計画と行動計画が乖離している場合にも、疑問符が付きます。
計画書に書いてあることをやったとしても、この売上にはならんだろう・・・と思われると、実現可能性がないと判断されます。
小さくまとまった計画を作るべき、ということではありません。
計画が実現できるかどうかしっかり検討すること。
そして実現できると判断した根拠を明示することが大切なのです。
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