2021-04-26
次々に人を入れ替える企業の特徴
ビジネスを成長させるための重要なキーワードに「再現性」があります。
この再現性がないと、企業は成長することはできません。
例えば、あなたがレストランを経営していたとします。
お客さんが増えて忙しくなってきたとしても、再現性がないやり方をしていれば、あなた自身が調理や接客をするしかないため、早々に成長の限界が来ます。
人を雇って、仕事をしてもらうためには、自分の仕事を従業員が再現できるようにしなくてはなりません。
レシピを用意したり、調理の仕方を教えたりして、再現性を持たせることで、仕事を任せられるようになります。
ところが、次々に人が入れ替わる企業では、この「再現性」がないことが多いのです。
即戦力を求め、その人が思った通りの仕事が出来ないと、すぐに人を入れ替えてしまっているのです。
これは明らかに経営者の失態です。
従業員教育の仕組みを作っていなかったり、教育に投資をしない、時間を割かないで、思った通りの仕事をすることを期待しているのです。
どだい無理な話です。
次々に人を入れ替える前に、そもそも自分の仕事のコツは何か、どうすれば従業員が再現できるようになるか、どうすれば教育時間やコストを確保できるかを考え、再現性を持つ工夫をするべきです。
「企業は人なり」と言います。
人を育てる工夫や努力、投資は不可欠です。
自分の仕事を他人が再現するには、何が必要なのかを考え、仕組みを整えていきましょう。
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