2021-10-14
本当に?ジェフ・ベゾス初期の事業構想
先日、「ストーリーとしての競争戦略」という本を読んでいる時のことです。
ジェフ・ベゾスが事業を構想している時に、一番最初に書いたストーリーというのが紹介されていました。
それをみて、ビックリしました。
ジェフ・ベゾスといえばAmazonの創業者で、世界でも有数の成功者です。
その人の事業戦略、ストーリーですから、さぞ複雑で高尚なものだろうと思いきや、実はめちゃめちゃシンプルだったのです。
レストランの紙ナプキンに書いたとされる戦略図には、たった7個のキーワードしか出てきません。
・低コスト構造
・低価格
・売り手
・セレクション
・顧客の経験
・トラフィック
・成長
です。
これだけです。
わずか7つのキーワードを矢印で結んだり、○で囲ったりしてあるだけ。
これが、かのAmazonの出発点になったのだと思うと、本当にビックリします。
もちろん、実際に起業して成長していくためには、戦略図に記されなかった要素も多いでしょう。
しかし、事業戦略のストーリーの骨子はしっかりと示されています。(興味のある方は同著をご参照ください。)
複雑に絡み合う要素の中から骨子の部分だけを抜き出すと、本当に重要な部分が見えてきます。
脳内の考えを整理せず、複雑な状態で考えるより、一度枝葉を落としてシンプルにする方が洗練しやすくなります。
経営計画書など、ビジネスの根幹にかかわる部分は、一度シンプルにする。
そのうえで改善点を考え、改めて肉付けしなおす方が良いものに仕上がります。
経営計画はシンプルにする。
試してみてくださいね。
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