店の経営を立て直す4つの数字
小さい頃、私のお小遣いは
月500円でした。
少なっっっっ!!
こんにちは。
天心堂L&Cコンサルティングの梅崎です。
しかもね、お小遣い帳をつけるのが
お小遣いをもらう条件だったんです。
月初に入金500円。
使うたびに●●に100円、
××に120円って記入して。
まぁ、面倒くさくて
すぐやめちゃったんですが(笑)
でも、商売人の母は、
商売人に大切なお金の感覚を
身に着けさせたかったんでしょうね。
3月1日からお届けしている、
家業の薬屋立て直し物語。
「儲け下手社長の繁盛記」
今日は第4回です。
今日はお金と数字の話。
■誰に何をどう売るか、が決まる
「全ての方が元気で楽しい人生を
過ごせるよう、お手伝いする」
そんな志をたてた兄。
兄の強みはお客さんから信頼され、
親しみを持ってもらえる人柄。
『元気で楽しい人生を過ごしたいけど、
病気のせいで元気をなくしている方に、
体の力を高める漢方薬を、
強い関係性に基づく
相談販売で提供する。』
これが、兄と私が見出した
再生の方向性でした。
この、
「誰に」
「なにを」
「どのように」
売るのか、のことを
事業領域とかドメインと言います。
こうやって、自分のお客さんが誰で
どんな商品を、どんな方法で
提供するのかを決めるのは
意味があるんです。
それは「力の分散を避ける」こと。
兄とパートさんしか
人手がいないんです。
色んな事業に手を出したら
とても手が回らない。
お金も余裕がないのに、
色んな商品に手を出したら
在庫でアップアップする。
だからまずは、勝負する
土俵を決めたわけです。
次に決めなきゃいけないのは
「どうすれば食えるようになるか」
結局、利益を上げて
食えるようにしなきゃ
いけないワケですからね。
そのために数字をチェックしました。
■小さな店4つの数字
小さな店だし、小売業で現金商売。
だからどんぶり勘定でも
今までは何とかなってきました。
でも、経営を立て直して
会社を健康にするためには
数字のチェックは不可欠なんです。
結局、売上が上がって、
利益が残らなきゃ
やってけないんですから。
マーケティングに取り組んでも、
数字のチェックをしなかったら
上手くいってるかどうか
分からないんですから。
もちろん、経理や会計に
必要以上に力を注いでも
売上が上がるわけじゃありません。
だから小さいうちは
必要最低限の数字を
チェックすれば良いんです。
チェックすべき数字は
ギューッと絞り込むと4つ。
「粗利」
「客数」
「LTV」
「営業利益」
会社やお店が大きくなると
貸借対照表だとか
損益計算書だとかの
いわゆる決算書類も大切。
ですけど、規模が小さいうちは
あんまり役に立たない。
小さいお店は、まず利益。
利益を上げることが大切です。
だからまずは先の4つの数字を
チェックすれば良いと思います。
もちろん、安定経営のためには、
資金繰りのチェックも重要です。
今回は売上アップに絞って、
お話をしています。
それぞれの数字の意味については
次回以降にご説明しますね。
今日は、なんで数字を
みなきゃいけないのか、の話。
■数字を見て、変えるべきポイントを知る
数字を見るべき理由は2つ。
事業がうまくいっているか
チェックすること。
そしてどんな取り組みを
すべきかを決めるためです。
売上も利益も数字です。
その数字を計算するための
客数とか客単価も、数字です。
例えば売り上げの絶対公式は
「売上=客数×客単価」
です。
売上を上げるためには
「客数」という数字か
「客単価」という数字を
変えないといけない。
利益の計算の仕方は
色々ありますが、
一番メジャーなのはコレ。
「利益=売上-経費」
利益を増やすためには、
売上を上げるか、
経費を下げるか。
考えなきゃいけないのは
「どの数字を変えるのが
今、一番結果が出るか」
なんです。
だって、兄の店には
2人しか居ないんです。
全部いっぺんに変える、なんて
とてもとても、人手が足りなくて
出来っこないんですから。
客数を増やすにしろ、
経費を節減するにしろ、
焦点を絞って力を注がないと
疲れるばかりで結果が出ない。
だから上の4つの数字を検討して
力を入れるポイントを
絞り込んでいきました。
■繁盛店になるためのまとめ
1.力を分散させないためにドメインを決める
2.4つの数字をチェックする
3.数字のチェックをして、焦点を絞る
あなたのお店が繁盛店になることを願っています。
いつでもご相談下さいね!
応援していますよ!
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