客足を遠のかせる心の壁
「いや~、探しちゃったよ。
お店の場所が良く分からなくて」
お客さんにこんなこと
言われた経験ないですか?
こんにちは。
天心堂L&Cコンサルティングの梅崎です。
私は何度もあります。
家業の薬屋は立地が悪く、
お店の場所が分かりづらいんです。
これ、かなりマズいんですよね。
なぜならお客さんは
「分かりにくい」ってのを
ものすごく嫌うから。
だから、急いで改善に取り組みました。
お店の場所だけじゃありません。
商品の価値が分かりにくい、とか
駐車場の有無が分からない、とか
店内の様子が分からない、など、
全部お客さんにとっては
リスクになるんです。
■分かりにくいから敬遠される
人は分かりにくいものが大嫌いです。
例えば部下の報告が分かりにくい時
上司は怒りますよね。
「そんな報告じゃ分からない!
もっと分かるように言え!」
って。
病院の医師の説明も
分かったような分からないような
話になることが多いですね。
検査値だの専門用語だのを
たくさん織り交ぜて話すので
「意味が分からない」って
ボヤいている人はたくさんいます。
私も以前、ある会社に
問い合わせをしようと
サイトを検索したことがあります。
問い合わせ先を探したけど
全然見つからない!
何分も探し回って
ようやく見つけた時には
かなりイライラしていました。
人は分かりにくいものに出会うと
困惑したり、イライラしたり、
不安を覚えたりします。
どれも相手を嫌いになる
マイナスの感情です。
「分かりにくい」からくる
マイナスの感情は、
客足を遠のかせる心の壁になります。
■「分かりにくい」を排除しよう
「分かりにくい」の壁が
特に強く立ちふさがるのは
新規集客の時です。
チラシに何が書いてあるか
分かりづらい時には
手に取っても貰えません。
チラシを読んでも
お店や商品の価値が
分かりにくい時は
絶対に来店してくれません。
行こうと思っても
場所が分からなければ
なかなか来店してもらえません。
問い合わせをしようにも
連絡先が書いてなかったり、
小さすぎて探せない場合は
諦めてしまいます。
どんな人がいるのか分からなかったり
店の中が見えづらかったりすれば
入るのに勇気がいります。
「分かりにくい」が一つあるだけで
チラシの効果は大きく下がるんです。
もったいないですよね。
ですからチラシや販促物には
「分かりにくい」と思われる要素を
排除する必要があるんです。
キャッチコピーをデカデカと書いて
何が書いてあるか分かりやすくする。
誰に向けた情報が分かるようにする。
商品の特徴だけではなく、
その特徴から得られる
ベネフィットを伝える。
来店してもらうには
地図を大きく載せる。
店舗の外観や駐車場の有無も書く。
電話してほしい時は
これでもかと目立つように
電話番号を大きく書く。
分かりにくいを排除するのは
反応を取るための最低条件です。
お客さんの「分かりにくい」が無いか
探してみてください。
■ライバルの分かりにくいはチャンス
もし、あなたの業界で
当たり前になっている
「分かりにくい」要素があれば
ビジネスチャンスかもしれません。
例えばお葬式。
通常、お葬式といえば
段取りも費用も良く分からず、
言われるがままに取り行うことが
一般的な業界でした。
そこに登場したのがイオン。
イオンのお葬式は
葬儀をタイプ別にわけ、
それぞれの予算を明示しました。
サービス品質や内容も
ハッキリ示した明朗会計。
一時は戒名料まで明示してました。
戒名料については、
仏教界からの反対が多く、
明示は止めたようですが。
その分かりやすさから
大きな話題になりました。
あなたの業界に共通する
「分かりづらさ」を解消すれば
それだけでライバルに
差をつけられますよ!
■繁盛店になるためのまとめ
1.分かりにくいは客足を遠のかせる
2.分かりにくいポイントを排除しよう
3.ライバルの「分かりにくい」はチャンス
あなたのお店が繁盛店になることを願っています。
いつでもご相談下さいね!
応援していますよ!
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