2021-10-21
学びの機会を提供していますか?
人材こそ企業の宝。
人が最も重要な経営資源。
そのように考える経営者はたくさんいます。
確かにその通りです。ビジネスは人がいなければ成り立ちませんから、人材が重要なのは間違いありません。
しかし、ただ人材がいれば良いのかというと、決してそんなことはありません。
必要なスキルや技術、知識、経験を持った人材でなければ、ビジネスで活躍してもらうことは出来ません。
ところが、企業は人材育成にはあまり積極的でないようです。
2018年にリクルートワークスが発表した資料「どうすれば人は学ぶのか」によると、その事実が浮き彫りになってきます。
上司や先輩から実務を通じて知識や技術を学ぶOJTを受けた人は、雇用者の23.6%に過ぎません。
また、通常業務を離れて教育・研修を受けるOff-JTを受けた人は、22.5%ほどしかいないのです。
ちょっと少ないな、と思いませんか?
正直、私はかなり驚きました。
企業は「使える人材」を欲しがっているのに、「使える人材を育てる」ことはしていない。
人は宝、人材こそ要という考えと矛盾しています。
コロナの影響で、様々な研修がオンライン化されています。
今までは、研修等は都会で行われることが多く、地方の企業が学びの機会を作るのは大変でした。
しかしオンラインならどこでも学びの機会を提供できます。
企業の成長には人材育成は不可欠です。
良い人材が育ち、その人がずっと働き続けたいと考える組織であることが、これからの成長に繋がります。
従業員の学びの機会をどう作れるか、検討したいですね。
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