2021-11-23
伝わる言葉にする方法
私たちコンサルタントはしゃべる商売です。
また、私が経営に参画している薬局業も、健康相談や薬の説明などが中心なので、やはりしゃべる商売です。
ですから、「言葉」の力を高めることに大いに関心があります。
言葉の力は、決して小さいものではありません。
言葉は情報を伝えるだけでなく、心を動かし、行動を変えさせることができるからです。
お客さんの心を動かせるような、伝わる言葉を使いこなしたい!といつも思います。
さて、先日「言語化力」という本に、伝わる言葉=強い言葉にする方法を見つけました。
強い言葉を使えるようになれば、聞き手の心に強い印象を残せますし、心を動かせる可能性も高くなります。
言葉を強くするには、まず視点を上げることが大切だと言います。
視点を上げる、というのは、例えば平社員として考えたことを、部長や社長の視点に立って考え直し、言葉にするということです。
平社員として「もっと休みたい」と発言したところで、誰も耳を貸しません。
しかし視点を上げ、「当社の課題は、生産性が低く不要な長時間労働が発生していることだ」とすると、聞くべき内容に思えます。
このように、同じような内容でも、視点を上げると言葉が変わり、重みが変わることが実感できます。
個人の感想が、聞き手の共通課題になります。
視点を上げると言葉が強くなる、というのは目から鱗でした。
経営者もある意味でしゃべる商売です。
自分の考えや想い、計画を従業員や取引先、金融機関、顧客に説明し、協力を得なければならないからです。
強く印象に残り、心を動かせる言葉を使えるようになりたいですね!
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