売れる店はここが違う

昨年、ある支援機関の依頼で、セミナーを開催しました。
といっても講師は私ではなく、民間の事業者さん。
コロナ禍に負けず、事業を成長させている事業者さんの話を聞くセミナーを開催しました。
その中には、地方都市で営業しているハンバーガーショップもありました。
テイクアウトもあるとはいえ、コロナの影響が直撃している飲食業。
しかも主要顧客は近隣の大型観光施設ですから、影響は甚大です。
しかし、そのお店は驚くほど多くのお客さんが来店していました。
創業後1年程度のお店でしたが、なぜコロナ禍中にそんなにお客さんが来てくれるのか。
その理由をお店の方に尋ねました。
その答えは単純明快。
他にない味を提供しているからという答えでした。
確かにそのお店のハンバーガーは、他店では食べられない肉肉しいハンバーガーで、とても美味しいもの。
ですが、どうもそれだけではないようです。
そのオーナーが徹底的にこだわったのは、ハンバーガーだけではありませんでした。
こだわりぬいたのは付け合わせのポテト。
インタビュー中、何度もポテトへのこだわりを口にしていたのです。
なぜ主役の肉やパン以上にポテトにこだわるのか。
理由はこうでした。
他店はハンバーガーにだけこだわっている。
が、ポテトは冷凍だったりして意外と雑。
ポテトにとことんこだわれば、簡単に他店との差をつけられる。
なるほど!と膝をうちました。
他店がおざなりにしている部分を磨くことで、差をつけられ、容易に顧客を獲得できるのですね。
あなたの競合が手を抜いているところはありませんか?
そこが差別化要素かもしれません。
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