デキるスタッフは育てられる!
■小さなお店の経営者の仕事
仕事って、色々ありますよね~。
商品を発注して、棚に並べて、接客して、販売して。
売上の計算、給料計算なんかもあるし、
掃除やご近所づきあい、会合、クレーム処理もある。
毎日毎日、色んな仕事があってヘトヘト。
良く分かります。
私も以前は毎日12時過ぎまで仕事してました。
それなのにちっとも楽にならない。
なんでや~!っと頭を抱えることも屡(←しばしばって読むらしいです!)
なんで楽にならないのか。
なんで思い描いた商売のカタチにならないのか。
もうお分かりですよね。
答えは経営者の仕事をしていないから。
毎日、毎週、毎月行う決まりきった定型業務は
経営者の最重要な仕事ではありません。
経営者がやらなければならない仕事は
「お店や業界のこれからを考え、明日の仕事を生み出すこと」
「今の仕事、明日の仕事を上手く回す人を育てること」
「経営リスクを引き受けること」
この3つ。
そう頭じゃ分かっていても、
毎日押し寄せる怒涛のような仕事量。
「日常業務」に押し流される「経営者の仕事」
それならスタッフを育てるしかない!
日常業務、定型業務はスタッフに任せ、
経営者の仕事が出来る時間を作りたい!
■考え方を知っているスタッフは成長が早い!
お店にデキるスタッフが揃っていれば
現場のことはある程度任せちゃって、
自分は「明日の仕事」を作ることに専念できます。
とことで、スタッフを見ていると、
成長のスピードが違いますよね。
早く成長する人もいれば、遅い人もいる。
それだけじゃありません。
成長の遅いスタッフが、あるきっかけで
急速に成長することもある。
先日もそうでした。
スタッフの中でも一番成長が遅かった方が、
あれよあれよという間に急激に成長し始めた。
きっかけは、自分で課題を見つけたことでした。
課題を自分で見つければ、解決したくなります。
課題の解決のためにどうすれば良いか、考えはじめます。
考えたら形にしたくなる。
やってみて反応をチェックして、またやり直す。
いわゆるPDCAを回し始めたんですよね。
こうしたら課題が解決するんじゃないか、と仮説を立てて、
実行してみて、状況が良くなったかチェックして、
またまたやってみる。
PDCAを回せるようになったスタッフは
驚くほどのスピードで成長していきます。
今では現場の仕事はほとんどスタッフ任せ。
調剤薬局、漢方薬店のマーケティングをやりながら
さらにコンサル業も始めたのに、
以前より早く仕事を終えられるようになりました。
■スタッフの成長を促す考え方のフレーム
実は日常業務が多すぎて経営者の仕事が出来ないことに
危機感を持っていた私は、ある仕掛けをしました。
スタッフにPDCAの考え方を身に着けてもらうために
週報を書いてもらうようにしたんです。
書く内容はこんな感じ。
1.今週自分が取り組む仕事
2.取り組んだ結果、良かったことと悪かったことは何か
3.良かったこと、悪かったことの原因は何か
4.良いところを伸ばし、悪いところを改善するために何をするか
5.来週取り組む仕事
これを毎週書いてもらっています。
元ネタはあのニトリがやっているという
「観察・分析・判断」という考え方のフレームです。
毎週週報を書いてもらうと、
だんだんPDCAの考え方が身についてきます。
考えるためのフレームが無いと、
スタッフもどうして良いか分かりませんからね。
貰った週報にコメントを書き込んで返すことで
経営者の課題意識から大きく外れた取り組みを
スタッフがしてしまうこともありません。
むしろ経営者の想いを伝えるツールにもなります。
スタッフは成長できる考え方が身について、
仕事がもっと面白くなる。
経営者はスタッフが成長することで
本来やるべき仕事に取り組める。
もし、経営者の仕事をする時間がとれないでお悩みなら、
一度検討してみてはいかがですか?
■まとめ
1.経営者の仕事は「明日の仕事」「育成」「リスク」
2.考え方を身につけるとスタッフは早く成長する!
3.考えるたたき台があれば、負担が少ない。
困ったことがあったら、
いつでもご相談下さいね!
応援していますよ!
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